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- 2025年3月28日
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ヤマザキマザックは3タレット2スピンドルのコンピューター数値制御(CNC)旋盤2機種を発売しました。3タレット構造により、第1主軸と第2主軸での同時加工が可能となりました。
双方の主軸で加工量に偏りがある場合に、加工時間のバランスを取る機能によりサイクルタイムを削減。
「HQR―200/3 ネオ」と「同250/3 ネオ」。バーフィーダーやワークアンローダーなどの自動化システムを活用して、チャックワークからシャフトワークまでさまざまな部品加工の自動化に対応します。
3タレットに特化した専用画面とサポート機能を備えたCNC装置「マザトロール スムースジーキューブ」を搭載し、多様な干渉チェック機能により3タレットの複雑な動作でも安全な運転を実現しました。
稼働中の消費電力をCNC装置のモニター上に見える化する「エナジーセーバー」機能も搭載する。インバーター式油圧ユニットやチラーユニットの採用により、消費電力も削減しました。
- 2025年3月28日
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- 2025年3月10日
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グリーンツールは、金型の試作などに使われる複合材料ケミカルウッド向けのエンドミルを発売しました。
最適な靱性(じんせい)や粒度を持つ超硬母材を用いて、刃形も新たに設計。
コーティングレスの超硬ソリッドエンドミル。刃先が丸いボールと、四角いスクエアの2タイプで、刃数は2枚。直径6ミリ―12ミリメートルの4サイズをそろえました。
ケミカルウッドは木粉とウレタン樹脂からなる複合材で、柔らかくて軽いが専用工具はなかった。適した超硬母材を選定し、刃のどの部分が当たってもすくい角が同じになるよう刃形状を設計した。コーティングレスながら長寿命を実現した。
グリーンツールの本業は工具の再研磨。新品工具部門の「テクニカルラボ」として開発した。将来の別会社化を検討している。
- 2025年3月10日
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- 2025年2月26日
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ヤマザキマザックは電気自動車(EV)などの中・小物部品の加工に最適な立型マシニングセンター「FF―400V/30」を発売しました。
機械幅は1630ミリメートルと小型で30番テーパの主軸を搭載し、高速・高剛性に特化した構造。
従来よりもX・Y・Z軸の加減速を向上し、サイクルタイム短縮を実現しつつ、アルミニウムのほか鋳物や鉄系などの重切削もできるようにしました。
2軸回転テーブルを搭載し、複雑形状の加工対象物(ワーク)もワンチャッキングでの多面加工で工程集約が可能。切り粉の排出性を高めた加工エリアの構造と機械幅を小型にした設計により、長時間無人運転を行う量産ラインにも対応。
エアキットや潤滑装置などを機械背面に集約し、日常の保守作業をしやすくしました。切りくずの堆積を防ぐカバークーラントを標準搭載し、作業者の負担を軽減するほか、前面ドアの開口部を大きくし、無理のない姿勢でワークの着脱、治具交換ができるなど、保守性や作業性も向上。
- 2025年2月26日
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- 2025年2月12日
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富士精工 富士精工>ロボ加工時、先端工具を自動交換
富士精工のロボット加工でハンドチェンジャーの先端部の工具のみを自動交換できる「ATCスタブホルダ」。
ロボット加工時の工具交換の際に、専用のツールポッドと併用することで直進動作だけで先端部の工具のみの自動交換を実現します。
工具の種類ごとにハンドチェンジャーを用意する必要がなくなります。
- 2025年2月12日
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- 2025年1月30日
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コスメック コスメック>ワーク穴内張 取り外し不要に
コスメックの5面同時加工が可能なホールクランプ「油圧単動式モデルSFG」。
加工対象物(ワーク)穴を内張して引き込んで締めるため、一度チャッキングするとワークの取り外しが不要。
工程削減や工場のスペース確保などにつなげます。
ワーク穴の径6ミリ―16ミリメートルの範囲で、0・5ミリメートル刻みに用意。
- 2025年1月30日
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- 2025年1月28日
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セイコーインスツル セイコーインスツル>ワーク・ホルダー自動交換
セイコーインスツルは、内面研削盤「STG―6N」にロボットを搭載し、無人化・省人化を可能とする製品。
ロボットで加工対象物(ワーク)を交換するほか、自動工具交換装置(ATC)仕様の高周波スピンドルにより砥石(といし)を取り付けたHSKホルダーも自動交換でき、24時間稼働が可能。
- 2025年1月28日
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- 2025年1月21日
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オークマは、多様な形態の自動化を可能にした小型横型マシニングセンター(MC)「MS―320H」を11月に発売開始しました。
テーブルを垂直に配置することでテーブル上面や治具に切り粉を堆積させないようにし、自動化のネックとなる切り粉トラブルを排除した。自動車、半導体製造装置、建設機械、油圧機器などさまざまな市場の省人化・自動化ニーズを取り込みます。
サイズは幅1580ミリ×奥行き3120ミリ×高さ2630ミリメートル。250ミリメートル角以下の小物部品に対応します。
40番テーパの主軸を搭載し、鋼材部品の最大加工能力は毎分170立方センチメートルを確保。
ローダーを機上に配置してコンパクトな自動化ができ、自動化システムを含めた設置スペースは従来機比52%縮小。ローダー走行部の機械高さを旋盤と同等にして、単一ローダーによる加工部品の搬送を実現し、旋盤との混成ラインの構築も容易。
弊社製の移動式協働ロボット「OMR」との接続による多品種少量生産の自動化にも対応します。
- 2025年1月21日
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- 2025年1月15日
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村田ツールは、従来機は油圧式だった駆動方式をサーボモーターに置き換え、加工生産性や省電力性能を高めた数値制御(NC)キー溝加工機を発売しました。
キー溝加工機は、モーター内の軸と歯車などの回転体を締結させる部分であるキーの溝を削る加工機械。
刃が下降する時に切削するキーシーター方式で、加工速度を従来機比30%高め、消費電力を同60%削減した。歯車のほか、船舶用スクリューなど外径の大きな加工対象物(ワーク)の加工にも対応します。
新製品の「キーシータKS5―M」はガイドポストに沿って刃が上下に動き、下降時に切削する引っ張り方式で、高精度な安定加工を実現します。
サーボモーター駆動のキーシーター方式加工機は同社初。油圧と比べ刃を精密に位置制御でき、加工サイクルタイムを短縮し、消費電力を削減します。
切り込み量は1ストローク当たり0・01ミリ―0・2ミリメートル。最大キー溝幅は50ミリメートル。
ステップブッシュと呼ばれる治具でワークを取り付けるため、正確な芯出しが可能で安定した切削を実現します。
キーシーター方式は、テーブル上にワークと干渉する箇所がないのが特徴でブローチ盤やスロッターといった他の方式と比べ、外径の大きなワークにも対応します。刃のストローク範囲内なら、複数ワークを積み重ねての同時加工も可能。
- 2025年1月15日