キタムラ機械 スマホ感覚・後付け、投資負担軽減
キタムラ機械は、マシニングセンター(MC)のパイオニア。他社にない独創的な技術を駆使し、その時代のモノづくり企業が必要とする機能を備えたMCを世に送り出してきた。近年では製造現場の深刻な人手不足や熟練技能者の減少に対応するため、自動化とデジタル変革(DX)を実現する機能に磨きをかける。
MCの自動化において同社は2つのコンセプトを打ち出している。その1つが「誰でも扱える自動化」だ。そのカギを握るのが自社開発のコンピューター数値制御(CNC)装置「Arumatik―Mi」とAI機能「Auto―Part―Producer」。人工知能(AI)と5G通信を利活用することで、加工プログラムの自動生成から加工、スマートフォンからの遠隔操作、稼働状況の確認などが可能。「スマホ感覚」の操作性を実現したという。
もう一つは製造現場の状況に合わせて機能拡張が可能な「後付け型の自動化」だ。自動工具交換装置(ATC)や自動パレット交換装置(APC)などのユニットを、納入後でも簡単に追加できる設計を標準とした。ユーザーはスモールスタートで投資負担を分散しつつ、最終的には24時間の自動運転が可能なMCへと進化させることができる。そのため「失敗しない自動化投資」とも言える。
「いきなり高度な自動化システムを導入するのはハードルが高い。まずは標準機で機械に使い慣れてもらい、必要に応じて機能を追加するのが理想」と北村彰浩社長は説く。
こうした自動化に加え、サーキュラーエコノミー(循環経済)の概念を戦略の軸に据える。同社の製品はソフトウエアのアップデートやハードウエアの後付け拡張が可能なため、機械本体を買い替えることなく長期間使い続けることができる。また、MCの性能を維持しながらダウンサイジングで金属使用量を削減するなど「環境への配慮」が各所に見られる。
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- 2026年6月15日
MOLDINOは、高硬度鋼用微細超深穴加工ドリルの「エポックマイクロステップボーラーHエボリューション(EMSBHE)―ATH」について、注射針金型用ゲージピン穴規格に適合する118サイズを追加発売しました。工具直径で100分の1ミリメートル単位での品ぞろえ。
EMSBHE―ATHは、独自の切りくず排出機構と刃形を持つため、加工穴深さと切れ刃径の比率が30の小径深穴直彫り加工が可能になります。 -
- 2026年6月12日
ブラザー工業は、パレットチェンジャーを搭載した小型マシニングセンター(MC)「スピーディオRシリーズ」について、生産性を向上した新型機を発売しました。
標準仕様の主軸回転数を従来比20%高め、熱変位の自動補正機能などを搭載。
標準仕様の主軸回転数を毎分1万2000回転に上げた。併せて高速の同2万回転仕様、高トルクの同1万回転仕様も追加
新機能としては機械の熱変位をタッチプローブにより計測し、自動補正する機能を搭載。加工前の暖機運転をしない場合でも精度の安定を図れ、従来比約10%の生産性向上が見込めます。
また工具交換時に主軸との間に切り粉が侵入する「切り粉噛(か)み」を検出する機能も装備。検出するとエアやクーラントで自動洗浄し、再度切り粉噛みをチェック。問題がなければ加工を再開するため、長時間の無人運転に寄与します。
新型機に合わせワイドストロークの「W1000Xd2」、横型の「H550Xd1」にも毎分2万回転の高速仕様を追加。W1000Xd2には同時5軸仕様も追加した。 -
- 2026年6月10日
日進工具は炭素鋼の平面仕上げに適したサーメットロングネックラジアスエンドミル「CHR430R」を発売。
耐摩耗性、耐凝着性に優れたサーメットを採用しゴム型や部品加工の磨き時間を短縮しました。
炭素鋼は加工中に切りくずが凝着しやすい。セラミックスと金属を複合させたサーメットなら超硬合金に比べて炭素鋼との親和性が低く、凝着を抑えます。
さらに底刃コーナー部に微小な隙間を設け、仕上げ面の面品位を高める。2段すかし角形状にすることで工具摩耗を抑え、工具寿命を保てます。刃は直径1ミリ×コーナー半径0・1ミリメートルから、直径6・0ミリ×コーナー半径0・3ミリメートルまで全8サイズ。 -
- 2026年6月8日
MOLDINOは、金型構造部の高能率仕上げ加工用カッター「アルファポリッシュミルVタイプ(ASPV)」で、大径品など中心に40種追加し全92アイテムとした。切れ味の良い、小さなインサートを採用して精密加工に適した「ASPVmini」も10種追加し全38アイテムにした。
ASPVシリーズは研削級の高精度なインサートと多刃仕様のボディーを組み合わせ、仕上げで相反関係にあった加工精度と能率の両立を図る。今回、金型構造部の立壁と底面の仕上げへの対応範囲を拡大し、ボアタイプでは刃径の直径で80ミリメートル、100ミリメートル、125ミリメートルのものなどを追加した。これによりホルダーは工具径直径で10ミリ―125ミリメートル、インサートは11材種が出そろった。
ASPVminiは小径・多刃仕様で、超硬エンドミルからの置き換えも狙っている。 -
- 2026年6月1日
日進工具は焼き入れ後の金型材直彫り用のロングネックラジアスエンドミル「MHRSH430RSF」で、新たに64サイズを追加して合計269サイズに拡充しました。
直径は0・1ミリ―6・0ミリメートル。64サイズは直径とコーナー半径、首下長の組み合わせで構成。シャンク径の公差はマイナス0・001ミリ―マイナス0・003ミリメートルの高精度仕様としました。硬度60―70HRCの高硬度鋼材に適しています。
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