機械情報ニュース
-
- 2026年1月27日
-
日刊工業新聞社がまとめた工作機械主要4社の2025年12月単月の工作機械受注総額は、前年同月比12・6%増の402億1600万円と19カ月連続で増加した。16カ月連続で増加した輸出が同20・6%増と全体をけん引し、7カ月連続で減少した国内の低迷を補った。北米やアジアを中心に輸出が好調に推移し、国内の回復を期待する展開が続きそうだ。
12月単月の輸出ではオークマが15カ月連続で増加。米国で大手企業を中心に航空宇宙やエネルギー、石油・天然ガス向けなどが堅調に推移した。同社営業部は「利下げで中小企業を中心に設備投資のすそ野が広がることを期待したい」とした。
牧野フライス製作所は輸出が2カ月ぶりに増加。米国で航空宇宙や自動車関連向けが増え、「インドも4輪車向けなどが伸びた」。
中国市場が主力のツガミは輸出が8カ月連続で増加。同社幹部は「市場は依然不透明だが、車やデータセンター関連向けなど幅広い業種で受注が堅調に推移した」と話す。
芝浦機械は輸出が同73・0%増と大幅に増加。「大型サーバー関連などの光通信向けが活況で、中国で超精密加工機が増加した」。北米ではエネルギー関連向けなどで大型の工作機械が伸びた。
一方、国内は3社が減少。オークマは「エネルギーや航空宇宙関連向けなどで大手・中堅企業中心の受注が続いた」。
4社の25年暦年の受注総額は、前年比15・9%増の4333億2200万円だった。うち輸出が米中で堅調に推移し、同22・8%増の3283億8800万円とけん引した。
ツガミは受注総額と輸出が、オークマと牧野フライスは外需が過去最高を更新した。3社に共通するのが中国市場の好調さで、ツガミは「幅広い業種で伸びた」、オークマは「大型案件がけん引した」、牧野フライスは「新エネルギー車向けなどが良かった」とした。
- 2026年1月27日
-
- 2026年1月26日
-
ナガセインテグレックスは、回転する研削砥石(といし)の全幅全周の状態をAI(人工知能)で観察するシステム「グライドアイ」で、加工中も観察できる新タイプを開発した。加工中の砥粒(とりゅう)の状態の変化を把握でき、不良の原因特定、加工中の加工条件の最適制御などが可能になる。早期の製品化を図るほか、熟練技能者の経験知や勘に頼らず超精密研削が無人でできるシステムへの応用を目指す。
研削砥石は砥粒を結合剤で固めてあり気泡もある。砥粒の形状や分布は均一ではなく、加工中にも表面の状態は変化する。また砥石は加工前に加工対象物(ワーク)に合わせて形状を整えるツルーイングやドレッシングも必要。精密研削加工には技能者の経験知や勘が不可欠だった。
既存のグライドアイはハンディタイプ。研削盤に加工前後に設置し、砥石を研削盤から外さず回転させながら加工時に近い状態で観察できる。ただし実際の加工中は、研削液がかかるため使用できなかった。
新タイプは研削液がレンズにかからないよう機構を工夫した。研削盤に常設でき、作業負荷を軽減できるほか、着脱時の誤差発生の心配もない。
ナガセインテグレックスはAIによる研削加工の高度化に取り組んでいる。材料や要求精度に最適な工具の選定や加工条件の設定、加工中の加工条件の補正、不良の原因特定など、熟練技能者の匠(たくみ)の技をAIに置き換える研究もその一つ。加工中の砥石状態の見える化で研究を加速する。
- 2026年1月26日
-
- 2026年1月23日
-
ニデックオーケーケーは、サイクルタイムの短縮を実現した横型5軸マシニングセンター(MC)を発売した。航空機部品や電気自動車(EV)、ロボットなどの複雑化する部品の高精度・高能率に加工に適している。価格は消費税抜きで5410万円。
発売した「HX500」は、A軸やB軸にダイレクトドライブモーター、Z軸にツイン駆動軸を採用することなどにより、高速加工を実現した。X・Y・Zの各軸の早送り速度は毎分65メートル。高速の自動工具交換装置(ATC)との組み合わせにより、非切削時間を大幅に短縮した。
主軸の最高回転速度は毎分1万5000回転。パレットサイズは500ミリメートル角。設置に必要な床面積は15平方メートルで、競合品よりも省スペースで済む。狭小スペースでも効率的なレイアウトが可能で、多様な生産環境に柔軟に対応する。
またテーブルの逆さ吊り機構を採用。切粉を直接センタートラフに落下させ、速やかに排出することで、長時間の連続加工を可能にした。
- 2026年1月23日
-
- 2026年1月21日
-
SPIエンジニアリングは、先端が曲がらないリジットパイプ仕様の超極細工業用内視鏡の新製品を発売した。他の内視鏡では見られない超極細穴や管内の検査に用いる。旧来製品より強度を高めつつ、発光ダイオード(LED)の光量を6倍にして見やすさを高めた。
新製品の「HNL―1・8CAM120ST=写真」は先端直径が1・8ミリメートルで、中継ケーブルを装着して利用する。専用モニターか基本ソフト(OS)がウィンドウズのパソコン、テレビモニターで動作する。
画素数は400×400ピクセル。焦点距離は3ミリ―30ミリメートルで視野角は120度。調光機能付きのLEDを搭載し、有効長は100ミリメートル。
- 2026年1月21日
-
- 2026年1月20日
-
タンガロイ(福島県いわき市、木下聡社長)は、作業要件に応じて誰でも容易に図面が作成できるアプリケーション「特殊穴あけ工具用作図システム」に、「表面取り+裏面取り」仕様の機能を追加した。従来は「面取り刃付き」「座繰り刃付き」「座繰り刃+面取り刃付き」のドリルに限定していたが、多様な工具オプションを活用することで、カスタム穴あけを迅速にシミュレーションできる。
同アプリは2024年4月に提供を開始し、パソコンやスマートフォン、タブレットから24時間アクセスできる。穴加工、面取り、座繰りに加え、表面取りおよび裏面取りに対応できるため、工程集約による加工時間の短縮、製造コストの削減などが見込める。
最短1分でカスタマイズされた工具構想図面を作成可能。図面はPDF形式で制限なくダウンロードできる。
- 2026年1月20日
-
- 2026年1月16日
-
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した2025年の新車販売台数は、前年比3・3%増の456万5777台で2年ぶりに前年を上回った。ダイハツ工業が認証不正からの反動増に加え、新型軽自動車「ムーヴ」の投入効果もあり、同46・2%増と全体をけん引。ブランド別順位でも前年の5位から4位に浮上した。一方で日産自動車は新型車不足が響き同15・2%減となり、4位から5位に順位を落とした。
ブランド別では13ブランド中8ブランドが前年比プラスとなり、5ブランドが同マイナス。順位はトヨタ自動車、スズキ、ホンダ、ダイハツ、日産と続き、ダイハツ、日産以外に順位の変動はなかった。25年は前年の認証不正や法規対応による出荷停止からの反動増がプラス効果として寄与。ただコロナ禍前の20年(459万8615台)を下回り力強さには欠ける状況だ。「反動で増加はしたが、新型車の投入が少なく誘客が難しかった」(自販連)とみる。
商用車では明暗が分かれた。いすゞ自動車、UDトラックスは新型車効果に他社からの顧客流入もあり2ケタの増加となる一方、日野自動車、三菱ふそうトラック・バスは前年割れ。特に日野自は小型トラックのモデルの切り替え遅れが影響し同17・9%減と大きく落とした。
25年の登録車は同1・2%増の289万8417台、軽は同7・0%増の166万7360台でともに2年ぶりに前年を上回った。25年12月は前年同月比1・7%増の33万5459台で6カ月ぶりのプラス。登録車は同0・6%増の21万1909台で6カ月ぶり、軽は同3・8%増の12万3550台で2カ月ぶりのプラスだった。
26年は先行き不透明な状況が続きそうだ。特に蘭半導体メーカーのネクスペリアの供給問題でホンダが減産に追い込まれるなど業界では事態の推移を注視する。ただ、クリーンエネルギー自動車(CEV)補助金の増額や、環境負荷に応じて購入時に課税する「環境性能割」が廃止の方向となるなど追い風も吹く。自販連では「魅力的な新型車が出てくれば市場は上向く」とみる。全軽自協も「初売りや年度末商戦での市場の活性化に期待したい」とする。
- 2026年1月16日
-
- 2026年1月14日
-
DMG森精機は同社ベストセラーのターニング(旋削加工)センター(TC)「NLXシリーズ」を刷新し、工程集約や自動化などの需要を深掘りする。設計を一から見直し、機械剛性を大幅に強化。主軸の旋削加工能力、刃物台(タレット)のミーリング(切削加工)能力、加工精度といった基本性能を向上した。
複雑な形状の加工対象物(ワーク)を安定して高速・高精度に加工する能力を磨き、素材から完成品を一貫加工するニーズを取り込む。
新たに投入したTC「NLX2500/1250 2nd Generation」は、左右同じ能力の二つの主軸と一つの刃物台で構成する。
X、Y、Zの各軸のすべり案内には同社従来製品と比べて幅を10%広げた摺動(しゅうどう)面を採用するなど、機械剛性を向上させた。
高トルク・高出力の主軸も採用し、旋削加工の切りくず排出量を同25%増の毎分1000ccに高めた。
- 2026年1月14日
-
- 2026年1月13日
-
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した2025年の車名別新車販売によると、ホンダの軽自動車「N―BOX(エヌボックス)」が前年比2・4%減の20万1354台となり、4年連続で首位を維持した。前年同様にN―BOXは唯一の20万台超えで強さを見せた。このほか7車種が10万台を超えた。2位はトヨタ自動車の小型車「ヤリス」、3位はスズキの軽「スペーシア」となった。
23年から24年にかけて、一部メーカーで車の量産に必要な型式指定申請の不正が発覚し、一定期間出荷を停止した。25年はその反動増があった。
トヨタはヤリスと「ヤリスクロス」を25年2月に一部改良。こうした効果もあり、ヤリスの販売は前年比微増で24年より順位を一つ上げた。23年にフルモデルチェンジし、24年9月にアウトドアテイストのモデルを追加したスズキのスペーシアも、24年から一つ順位がアップ。販売は前年比微減だったものの、底堅い人気が続く。一方、トヨタの乗用車「カローラ」は同16・8%減となり、順位が二つ後退した。
前年に出荷停止期間があったダイハツ工業の軽「タント」は同32・9%増と伸長。順位が24年の7位から5位に浮上した。出荷再開に加え、25年6月にフルモデルチェンジがあった同社の軽「ムーヴ」は同2・9倍と大幅増。24年は上位30位圏外だったが6位に入った。
25年12月単月の新車販売は、上位3車種が年間のランキングと同じ顔ぶれ。N―BOXが前年同月比4・9%増の1万5570台で2カ月連続で首位となった。2位はヤリスで同23・9%減の1万1602台、3位はスペーシアで同9・1%減の1万1397台だった。
- 2026年1月13日
-
- 2026年1月9日
-
スイスのABBはロボットプログラミング・シミュレーションツール「RobotStudio Suite」に、生成AI(人工知能)アシスタント機能を追加し、提供を開始した。ロボットプログラミングの経験に関係なく手軽にプログラミングが行えるようになる。ロボットによる自動化推進に必要な専門知識が不足している中小企業やスタートアップでも利用しやすい。使いやすいインターフェースで迅速かつ容易に立ち上げられ、生産性向上に寄与する。
同機能は、大規模言語モデル(LLM)により人間の言語を理解・解釈可能。ABBの豊富なマニュアルやドキュメント情報を活用し、ユーザーからの質問に対して高品質で文脈に即した回答
- 2026年1月9日
機械トピックス
-
- 2026年1月8日
-
住友電気工業はアルミニウム合金加工に特化した超硬コーティングドリル「フラットマルチドリルMDF―A型」を発売しました。
アルミ合金の切りくずを排出しやすい刃先形状とし、安定した加工を実現。自動車業界では燃費向上のため部品の軽量化が求められ、アルミ合金の使用割合が増加。ただ、アルミ合金の加工は細かい切りくずが切削の妨げになる場合もあり、切りくず排出性を高めた製品群で顧客ニーズに対応します。
製品ラインアップは、外部給油式が12型番で工具径は2・0ミリ―10・0ミリメートル、内部給油式が8型番で工具径は3・0ミリ―10・0ミリメートル。
高平滑性のダイヤモンドライクカーボン(DLC)コーティングにより耐溶着性が向上し、工具の損傷を抑えられる。アルミ合金加工用に最適化したシンニング形状で、切りくず排出性に優れる。傾斜面や円筒面といった非平面加工の高能率化を実現しました。
- 2026年1月8日
-
- 2025年12月31日
-
津田駒工業は加工対象物(ワーク)の大型化に対応した数値制御(NC)傾斜円テーブル「TWB-450」を発売しました。
ワーク振り回し径を、旧モデル「TN-450」の500ミリメートルから約1・2倍の630ミリメートルに拡大。傾斜角度範囲は旧モデルのマイナス10-プラス95度からマイナス30-プラス110度に広がりました。
新機種はTN-450の後継機種で、同社のNC傾斜円テーブル「TWBシリーズ」に追加したテーブル直径450ミリメートルのモデル。高機能クランプ機構の採用により、傾斜軸クランプトルクが旧モデル比約1・5倍に向上。傾斜軸で最高回転数は同約1・5倍、傾斜可搬モーメントは同約3倍になりました。
- 2025年12月31日
-
- 2025年12月11日
-
スター精密は、主軸移動型(スイス型)自動旋盤「SPシリーズ」の新機種を12月から国内外で発売開始しました。
最大径32ミリメートルまでの加工が可能なほか、バリ取りを機械内で簡単に行える新機能を追加。同シリーズの工具取り付け本数の多さなども訴求し、データセンター(DC)向けIT関連機器や自動車、空圧装置など幅広い業種の加工ニーズに対応します。
新機種の「SP―32」は主軸回転数が正面、背面ともに最大毎分7000回転。正面加工用刃物台は、2023年に発売した「SP―20」と同様、中央のガイドブッシュを取り囲むように構成した門型刃物台を採用。
手前側にバイトホルダー6本型、奥側に6軸型のクロスドリルユニットを搭載。6軸のうち4カ所をカートリッジ式ポジションとして、加工部品の形状に応じて多彩な工具ユニットを装着できます。
背面加工専用刃物台は、4軸型ユニットまたは5軸型ユニットを選べる。正面と背面でさまざまな回転工具を使い、工程分割と同時加工によりサイクルタイムの短縮を実現します。
また数値制御(NC)装置には、経験の少ないオペレーターでも簡単にプログラムを作成できる「EASY EDIT」(オプション)や、オペレーターの日常作業をサポートするプログラムデータ一括入出力機能などの支援機能を搭載しています。
- 2025年12月11日
-
- 2025年12月8日
-
形彫り放電加工機の電極や加工対象物(ワーク)の交換を自動化する搬送装置を10月に発売。
搬送に使うロボットの最大可搬質量を同社従来製品と比べ2倍の18キログラムに拡大。対応可能な機種を拡充するなどして利便性も高めた。人手不足を背景に高まる段取り作業の自動化需要に対応し、長時間安定した連続稼働や生産性向上に貢献します。
開発した自動搬送装置「SZ25」は、電極やワークを並べる棚や6軸の垂直多関節ロボットで構成。搬送可能な電極の最大寸法は幅150ミリ×奥行き150ミリ×高さ150ミリメートル。電極を最大48本、オプションで同108本、ワークを同5個ストックできます。
装置の外形寸法は幅1240ミリ×奥行き2160ミリ×高さ2230ミリメートルで、設置面積の最小化を追求。ロボットのストロークの拡大により大型機との連携も可能。
ソディック製の形彫り放電加工機とマシニングセンター(MC)の間にSZ25を設置。ロボットで電極用のワークをMCに設置して加工した後、回収して放電加工機に設置するといった使い方も想定し、段取り作業で人が介在することなく長時間の安定した連続稼働を支援します。ロボットは工作機械の数値制御(NC)装置で制御でき、MCを含めた自動化にも柔軟に対応します。
ワイヤ放電加工機では、ワイヤ電極線に接触して電力を供給する接触子「通電コマ」を自動で送る機能を開発。通電コマの摩耗によるワイヤの断線や加工精度の不良を予防します。
また、切り出したワークを自動で取り出す「中子自動処理装置」も投入し、長時間の連続稼働や生産性向上を支援し、放電加工機やMCの拡販につなげます。
- 2025年12月8日
展示会情報
このニュースにお知らせはありません。
