機械情報ニュース
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- 2026年4月6日
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スギノマシンは、産業用ロボットで高精度の切削加工が可能となる「ロボットマシニングシステム=写真」を発売した。高い自由度を備えた同ロボットの特長を生かし、大型部品加工と多品種少量生産の両ニーズに対応する。
産業用ロボットの先端に取り付けて使う同社製ロボットマシニングユニット「SELFEEDER DUO Robot Edition」に、量産加工で必要な周辺機器や付帯設備を合わせ、切削加工システムに仕上げた。
同ロボットが姿勢を制御し、切削加工時の位置決めを行う。また、横方向の走行軸を移動し、大型・長尺の加工対象物(ワーク)に対して最適な角度からアプローチできるため、多面加工を1度の段取りで効率よく行える。
切削加工は先端の同ユニットが行う。数値制御(NC)のため、ユーザーが今まで蓄積してきた加工ノウハウを生かしやすく、導入がスムーズに行える。
走行軸の最高速度は毎分60メートル。タンデム駆動方式やリニアスケールの搭載で高い位置決め精度を確保。切りくずやクーラントから駆動部を保護するカバーや、それらを回収する機構も装備する。ATC(自動工具交換装置)にも対応する。
- 2026年4月6日
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- 2026年4月3日
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シー・ケィ・ケーは、超硬合金に他元素を加えるレーザードーピング(LD)によって2倍以上の長寿命化を実現した超硬切削工具の量産に乗り出した。4000万―5000万円を投じて、自社設計による全自動LD装置を整備。標準品の第1弾として、このほどロールタップ下穴用ドリルを発売した。
新設したLD装置はロボットハンドが工具をつかみ、回転させながらレーザーを照射する。研究段階の従来装置は手作業が多かったが、新装置は自動で24時間稼働が可能。月産能力は約1万本。
発売したロールタップ下穴用ドリルは、新たに立ち上げたLD事業のブランド「エルディラ」の第1弾製品。「お試し用」(沢田社長)として、ネジサイズM3―6向けについて在庫を抱え即納できるようにした。消費税抜きの価格は6800―9800円。ほかのサイズの注文にも応じる。
シー・ケィ・ケーのLDは金属材料に他元素を塗布し、レーザーを照射することで母材の性質を制御する技術。強度向上のほか被削材との化学反応抑制やコーティングの密着性向上など、複数の効果により工具寿命が最低2倍延びる。一部の既存ユーザーにおける性能確認を経てLD事業を本格化した。
ユーザーにとっては工具交換頻度の削減につながる。自動車や航空機など幅広い業界に提案する。LD処理のみの受託も請け負う。今後、標準品シリーズに、ほかの工具種を追加するほか、金型部品など工具以外への展開も検討する。
同社は超硬切削工具のオーダーメード品やOEM(相手先ブランド)品の製造、再研磨を手がけており、国内で自社ブランド品を展開するのは初めて。
- 2026年4月3日
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- 2026年4月2日
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日本工作機械工業会(日工会)が発表した2月の工作機械受注総額(確報値)は、前年同月比24・2%増の1467億4400万円と8カ月連続で増加した。中国やインドを中心としたアジアや北米が好調に推移し、単月として過去3番目の高水準を維持した外需が全体を押し上げた。日工会では「国内外でAI(人工知能)向けデータセンター(DC)関連需要の広がりがみられる」(調査企画部)としている。
2月は営業日数が少なく、中華園では春節(旧正月)の影響もあり、外需は前月比が3・0%減と2カ月連続で減少したが、5カ月連続で1000億円を上回り旺盛な設備投資需要を取り込んだ。
外需をけん引したのはアジアで前年同月比34・3%増となり、2月として初めて550億円を超えた。
中でも中国は同40・4%増の374億円と23カ月連続で増加した。業種別では一般機械向けが同47・8%増の133億円、自動車向けが同11・2%増の98億円。電気・精密向けは同76・5%増の106億円で、前月比でも14・2%増と好調に推移し、家電やDC、半導体関連向けを中心に伸びたとみられる。
インドは車や各種産業機械向けの需要が続き、前年同月比46・2%増と2月として初めて70億円を超えた。
そのほかの地域では米国が同35・5%増の312億円と13カ月連続で増加。一般機械や航空機・造船・輸送用機械向けが伸びた。日工会では「即時償却恒久化措置や利下げの後押しが、高水準の受注持続に寄与する」(同)との見方を示す。
内需は一般機械向けが同12・4%増の140億円、電気・精密向けが同78・0%増の57億円。AI向けDCに関連した予備電源や液冷ポンプなどの加工需要のほか、半導体製造装置や各種発電に関連した需要も広がりつつあるようだ。
日工会では受注は横ばい基調が続くが、「DCや半導体関連などで商談が増えつつあり、水面下で動きが出ている」(同)とし、今後の受注水準の高まりに期待を示した。
- 2026年4月2日
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- 2026年4月1日
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乗用車メーカー8社が発表した2月の生産・販売・輸出実績によると、8社合計の世界生産台数は前年同月比1・1%減の194万3619台となり、2カ月連続で前年同月の実績を下回った。北米がハイブリッド車(HV)需要もあり全体的に堅調な一方、現地メーカーが台頭している中国は台数を減らす傾向が見られた。中国メーカーは東南アジアなどへの進出を加速しており、今後はグローバルでさらなる競争激化が予想される。
トヨタ自動車はスポーツ多目的車(SUV)「RAV4」を新型に切り替えた影響や稼働日の減少により世界生産が前年同月比3・9%減となった。北米販売はHVの好調さもあり増加。日本販売は「環境性能割」廃止前の買い控えで減った。
ホンダは世界生産が3カ月ぶりに減少した。中国が同25・7%減と5カ月連続で減少した。コスト、性能の両面で現地メーカーに対抗するテコ入れが急務となっている。日産自動車は米国が好調な一方、日本生産はSUV「エクストレイル/ローグ」の台数減により24カ月連続で前年同月を下回った。
スズキはインド生産が物品・サービス税(GST)改定効果もあり同19・2%増え、2月として過去最高を更新した。三菱自動車は国内向けで新型車が好調。海外生産は新型SUV「デスティネーター」がけん引したのに加え、ピックアップトラック「トライトン」の需要増が支えた。トライトンは5月に英国向けの仕向けも新たに始める。
マツダは新型SUV「CX―5」の本格生産を開始し、国内生産が増加。SUBARU(スバル)は国内の混流生産ラインが立ち上がり段階のため電気自動車(EV)のみを生産し、国内生産台数が同17・3%減少した。ダイハツ工業は国内生産・販売が堅調な一方、海外販売はインドネシア、マレーシアが軟調で、海外販売全体で4カ月ぶりに前年同月を下回った。
- 2026年4月1日
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- 2026年3月31日
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津田駒工業は熱可塑性の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)に対応した積層ロボットの売り込みを加速する。短時間での加工やリサイクル性に優れた熱可塑性CFRPの特性のほか、海外製ロボットに比べて安価な点などを生かし、航空機やロケットなど航空宇宙分野での採用を目指す。
熱可塑性CFRP対応の「ロボットAFP」は、高精度アームロボットに小型の積層ヘッドを搭載。積層ヘッドには熱可塑性CFRPのスリットテープを16本並列搭載でき、レーザーで何層にも溶着積層できる。
価格はロボット1台当たり約2億円。システムの大半を内製化し、ソフトウエアを自社開発しているため、海外製と比べると価格を抑えられた。4台まで協調して運用できる。
近年は小型機を中心に航空機需要が高まる一方、津田駒工業に機体メーカーから生産性向上や部品のリサイクル性を求める声が寄せられている。そこで複数台のロボットを協調制御でき、リサイクル性に優れた熱可塑性CFRPを使ったロボットAFPの需要が高まると見て、「顧客のニーズに合った製品を提供していきたい」(西村勲執行役員)としている。
- 2026年3月31日
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- 2026年3月27日
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シギヤ精機製作所は、円筒研削盤の加工対象物(ワーク)の外径を測定し所定の寸法で加工を停止する定寸装置で、段取り換えの手間を軽減して少量多品種の加工に対応したシステムを発売した。製品の付加価値向上サービス「シギヤプラス」の一環として提供する。
提供を始めた「RAKSOK(ラクソク)」は、測定範囲がワーク直径8ミリ―400ミリメートルの「400」と、同5ミリ―150ミリメートルの間で40ミリメートルの範囲を測定できる「40」の2タイプ。直動アクチュエーターと組み合わせ、ワークの回転軸と平行に移動して測定する。
従来の定寸装置は、ワークが変わるごとに別途制御装置(アンプ)の操作や装置の高さ調整などが必要だった。ラクソクは研削盤の数値制御(NC)装置のソフトウエアにアンプ操作機能を織り込んだことで、NC上で定寸装置を操作でき調整も不要。段取り換えの効率が上がる。
今後新出荷する円筒研削盤の付加価値向上メニューとして提供する。
- 2026年3月27日
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- 2026年3月26日
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DMG森精機は4軸制御横型マシニングセンター(MC)「NHXシリーズ」で第4世代となる2機種を発売した。主軸の出力と送り速度の向上でサイクルタイムを短縮。クーラント機能の集約とインバーター制御で消費電力を大幅に削減し、先進的な切りくず処理によりメンテナンス時間も減らした。航空宇宙や電気自動車(EV)、半導体関連などの部品加工向けに提案し、高速で安定した高精度加工と現場のコスト削減に貢献する。
投入したのは加工対象物(ワーク)を搭載するテーブルサイズが異なる「NHX 4000/5000 4th Generation」「NHX 5500/6300/8000 4th Generation」の3機種。
第4世代では400ボルト対応の高速主軸を標準搭載。出力を同社従来機比最大50%高め、早送り速度も同17%増の毎分70メートルに高速化した。立型大容量クーラントタンクの搭載などで、長時間の安定した無人生産やメンテナンスの効率化も実現した。また、高効率大型ポンプへの集約や吐出用途に応じたインバーター制御などにより、消費電力も同30%削減した。
- 2026年3月26日
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- 2026年3月25日
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ソディックは、C&Gシステムズと形彫り放電加工工程の情報を一元管理する統合生産システムを共同開発した。2次元コード(QRコード)を使い放電加工用の電極の加工から放電加工までの情報を管理することで段取り作業の削減などを実現し、生産性と品質の向上に貢献する。
新システムは設計工程でCAD/CAMを使って電極用の加工情報を作成し、データベース(DB)に登録する。製造工程では電極の母材にQRコードを貼付して高さをDBに登録。DBの切削加工情報を参照してマシニングセンターで電極を加工し、3次元測定機で測定する。
電極の寸法誤差や芯ズレの量を放電加工用の加工プログラムに反映して自動補正し、放電加工する。
今後は自律搬送ロボット(AMR)と組み合わせて工程間の電極や加工対象物(ワーク)の搬送も含めて自動化し、人手に頼らない放電加工工程の実現や生産性向上につなげる。
- 2026年3月25日
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- 2026年3月24日
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不二越はコンピューター数値制御(CNC)自動旋盤用工具「LAシリーズ」を拡充する。側面加工用のエンドミルや切削加工時のバリを極小化する「バリレス」タイプのドリルを追加した。加工対象物(ワーク)との距離が短く、取り付ける工具の突き出し長さに制約があるくし形刃物台向けに開発した。突き出し長さが一定で、工具交換時の干渉を回避できる。自動車や医療部品などの加工メーカーに訴求する。
発売するエンドミルの「LAアクアREVOミル」は、切削加工中に発生するびびり振動を抑えることにより、安定した加工と長寿命を実現する。パスの回数を減らせるため、サイクルタイムを従来比10分の1に短縮できる。
LAシリーズは工具の突き出し長さを一定にすることで、工具交換時の逃がし動作を不要とし、サイクルタイムを短縮できる。従来、くし形刃物台は突き出し長さをそろえないと干渉するため、逃がし動作やプログラムが必要だった。
また取り付ける際の制約が多く、工具の長さによって突き出し長さがそろわない場合やシャンク部を切断してそろえる必要があるなどの課題があった。
近年、小型自動旋盤の販売が伸びており、それに合わせて小型部品の加工ニーズも高まっている。
不二越は今回の製品群拡充をテコに、そうした需要を取り込み、拡販につなげる。
- 2026年3月24日
機械トピックス
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- 2026年3月9日
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オークマは、複合加工機「マルタスUシリーズ」に機械幅を従来機比25%縮小した小型モデル「U1000」「U2000」を追加し発売しました。
工具収納可能本数を同2倍の80本に増やした大容量マガジンを標準搭載し、多品種生産に対応する。医療関係、電気自動車(EV)、ロボットなどの中・小物部品をターゲットに提案。
U1000はチャックサイズ6インチ、U2000は同8インチ。
複合加工機ユーザーで中・小物部品の需要が増えていることを受け、チャックサイズ8インチの従来機「U3000」に比べ機械を小型化した。機械幅は3510ミリメートル。
ロボットセルやローダーセルなど多様な自動化への対応を前提に設計し、機械前面をフラット化。ロボットを、より機械に近づけられ省スペース化。熱変位に対し機械が自律的に高精度を安定維持する「サーモフレンドリーコンセプト」など、長時間連続運転を可能にする各種知能化技術も搭載。
- 2026年3月9日
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- 2026年3月4日
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ニイガタマシンテクノは、加工対象物(ワーク)の画像解析機能を搭載したスクリューローター専用加工機を開発しました。
ワークの外観をカメラとレーザーで測定して加工開始点を自動算出することで、加工の準備にかかる時間を短縮。加工機本体もロボットを用いた自動化に対応しやすい形状に変更し、省人化が進めやすい。
スクリューローター加工機「NSMシリーズ」と、非接触画像解析システム「e―na(イーナ)」を組み合わせ、スクリューローターはスクリュー式エアコンプレッサーに用いられ、加工時間短縮のため、素材にはあらかじめ指定した形状が作られた鋳鉄を用いることが多いが鋳鉄の場合、丸棒形状に比べてワークの位置決めに時間を要していました。
イーナにより位置決めにかかる時間が短縮可能。イーナは加工機に取り付けられたワークの形状を非接触で計測し、3次元(3D)データを作成。それを元に加工開始地点が算出され、自動でワークを動かして位置決めが行われます。
手動では数分から10分程度かかっていたが、数十秒で完了可能。
加工機本体も、剛性の高さや減衰性はそのままに改良を加え、安全性の強化に加えて、扉の自動開閉や汎用性の高いコレットチャックの標準搭載など、自動化を進めやすい設計に変えました。
- 2026年3月4日
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- 2026年2月17日
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スギノマシンは、ウオータージェットによるバリ取りに特化した装置「JDM」を開発しました。流体の特性を生かし、専用機やロボットによるバリ取りでは届かない深穴や複雑形状部のバリに効果を発揮。
バリを除去するウオータージェットの圧力は最大70メガパスカル(メガは100万)で、従来機と比べて40%向上しました。
また、二つの新開発ノズルを標準搭載。そのうちNTノズルは、噴射された流体が極力拡散しない設計で、従来機のノズルより高いバリ取り性能を持ちます。もう一つの2系統ノズルは、「直射ノズル」と「L形ノズル」を1本に集約。ノズルチェンジを効率化し、バリ取り工程のサイクルタイムを短縮します。
装置の寸法は幅1080ミリ×奥行き2980ミリ×高さ2700ミリメートル。手作業によるバリ取りの自動化を基本コンセプトとし、人が作業をしていた空間にそのまま設置できるサイズに収めました。
- 2026年2月17日
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- 2026年2月8日
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三菱マテリアルは2本のネジで締結してホルダーの変形を抑えるヘッド交換式超硬ドリル「DXAS」を発売しました。穴加工作業での高能率化と高精度化、ランニングコストの低減を実現。
工具径は18ミリ―30ミリメートル、加工穴深さと切れ刃径との比率は1・5―8。ヘッドは43アイテム、ホルダーは52アイテムを用意。「DXAS1800P(ヘッド)」で適応材種「DP6020」のタイプの標準価格は消費税込みで1万3200円。
ヘッド部の確実な固定により負荷の大きい加工環境でも緩みにくく、加工能率を大幅に高められます。締結時に生じるヘッドとホルダーの中心軸のずれを極小化する「パーフェクトセンタリング」で高い穴精度を実現します。
細部まで配慮した設計でとし、従来のヘッド交換式や超硬ソリッドドリルよりも運用費を抑えられます。
- 2026年2月8日
展示会情報
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