機械情報ニュース
-
- 2026年4月13日
-
日進工具は超硬小径切削工具に顧客の意見や評価を早期に反映させるため、アジャイル型の商品開発を本格化する。従来は年5アイテム弱だった新製品点数を、2026年3月期から年10アイテム程度に増やした。
開発品のテスト加工の検査・評価には新たに自動化工程を導入し、所要時間を短縮して回転率を高める。従来のプロダクトアウト型にマーケットイン型手法を加えて、生産コストの削減などを求める顧客への満足度と自社利益率の双方を引き上げる。
日進工具は26年3月期からアジャイル型商品開発を進めている。顧客とコミュニケーションを深めて、その声を企画、設計、開発、テスト、商品化に柔軟・早期に生かし、販売機会損失などを回避する。
新商品(既存品の規格拡大含む)は26年3月期に10アイテム、27年3月期も10アイテム程度を目標に据える。同社の独自性を追求するプロダクトアウト型開発に加え、顧客の意見をきめ細かく採用するマーケットイン型の開発、特殊品の受注を推進する。
同社の後藤弘治社長は「一つの新商品をじっくり開発しても、即ヒットさせるのは難しい」と認識。その上で「商品を出しながらマーケティングを続けるアジャイル型開発などに経営資源を集中し、企業価値の向上に努める」としている。
アジャイル型開発の導入にあたっては、顧客や代理店、販売店から意見や要望を吸い上げやすい営業体制をとる。従来は営業担当者が新商品を地道に売り込んできたが、商品を広く知ってもらうため顧客向けのセミナーを開くなどして市場浸透を図っていく考えだ。
- 2026年4月13日
-
- 2026年4月9日
-
村田機械は正面型コンピューター数値制御(CNC)平行2軸旋盤「MW400II」の受注を始めた。完全独立型ベッドを採用し、従来製品に比べて設置面積を最大約30%縮小した。顧客の要望ごとに主軸モーターや主軸サイズ、ガントリーローダーなどのカスタマイズに対応可能。
自動車や建機・農機のほか、大径加工対象物(ワーク)を扱う企業向けに、月2台の販売を目指す。
MW400IIは完全独立型ベッドにするため全体設計を見直したことで、省スペース化を実現した。隣軸からの振動を回避できるため、片方で振動の激しい加工をしていても、待つことなく同時に加工ができる。
チャックサイズは直径254ミリメートルと同304ミリメートル、同381ミリメートルで幅広いワークサイズに対応できる。ガントリーローダーもワークに応じて3タイプあり、最大で直径350ミリメートル、長さ120ミリメートル、重量25キログラムまでの大物ワークを2個同時に搬送できる。
また、前機種と同様に刃物台をバー方式で動かす独自方式のタレットバー方式を採用しているため、切粉の排出性などに優れる。
- 2026年4月9日
-
- 2026年4月8日
-
彌満和製作所は、ネジ切り工具であるタップの技術開発と海外販路の拡充により、2030年12月期の連結売上高で現状比約3割増の120億円を目指す。切削液のかかり具合を改良し、切りくずのかみ込みを回避して安定加工を実現する「Z―PRO」シリーズなどの新製品を拡充する。また、米国や経済成長が見込まれるインド、南アフリカ、中東などでの拡販に向けて情報収集も強化していく。
彌満和製作所は創業100年余で、雌ネジを切るタップ、雄ネジを切るダイスを製造・販売する。工具総点数は約2万点で、うち販売頻度が高いのは小径サイズが中心の約800点。顧客は自動車、機械、弱電関連など多岐にわたり、輸出比率はここ10年ほどは約6割で推移している。
同社の25年12月期の連結売上高は約94億円を見込む。一層の持続的な成長に向けて30年12月期に120億円の目標を掲げており、経済産業省・中小企業庁の「100億宣言」に取り組む予定だ。
目標達成に向けてはランニングコストの改善や環境負荷の低減など、顧客の課題解決に寄与する製品を拡充する。25年2月に投入したロールタップ「Z―PRO EHRZ」は塑性加工が難しかった中硬度鋼材に対応できる。作業中のトラブル回避にもつながっており、今後シリーズ化を進める。
一方、インド市場などを開拓するため情報収集を強化する。国・地域で求められる工具の機能、特性や商習慣などが異なるため、最適な情報源を発掘する。同社は89年に台湾・新竹県に生産拠点を稼働したが、主に台湾内への供給にとどまっている。
- 2026年4月8日
-
- 2026年4月7日
-
タンガロイは、最適な切削工具をAI(人工知能)によるチャット形式で顧客に提示する「工具選定AIアシスタント」で、計7領域を2026年半ばまでにカバーする。既に「穴あけ」「正面フライスおよび高送り」など5領域を順次立ち上げており、今後は「外径旋削」と「内径旋削」をそろえる。デジタル変革(DX)によりインターネットでの工具情報の検索が増えており、顧客自らアクセスできる推奨情報を拡充する。
タンガロイが「工具選定AIアシスタント」を整備しているのは、複雑になりがちな顧客の工具選定プロセスを簡素化し、適切な切削条件を即座に提案するのが狙い。
2025年初のドリル版を手始めに、正面フライスカッター版&高送り工具版、外径溝入れ工具版、肩削り工具版、タップ(ねじ切り)版をホームページで掲載中。正面フライスの場合は加工タイプ、被削材や工作物の状態、干渉条件などの項目に入力すれば、システムが最適な工具を自動で選定する。
従来は手計算などに依存していた切り取り厚さや同時切削刃数、推定主軸動力などを自動で計算する。最終的に工具は「生産性」「コスト」「機械・ワークへの負荷」の三つの観点から、それぞれ最適なものを提案する。
AIアシスタントでは顧客の質問に答えたり、タスクを実行したりする。同社のウェブショップサイトにも連動している。
- 2026年4月7日
-
- 2026年4月6日
-
スギノマシンは、産業用ロボットで高精度の切削加工が可能となる「ロボットマシニングシステム=写真」を発売した。高い自由度を備えた同ロボットの特長を生かし、大型部品加工と多品種少量生産の両ニーズに対応する。
産業用ロボットの先端に取り付けて使う同社製ロボットマシニングユニット「SELFEEDER DUO Robot Edition」に、量産加工で必要な周辺機器や付帯設備を合わせ、切削加工システムに仕上げた。
同ロボットが姿勢を制御し、切削加工時の位置決めを行う。また、横方向の走行軸を移動し、大型・長尺の加工対象物(ワーク)に対して最適な角度からアプローチできるため、多面加工を1度の段取りで効率よく行える。
切削加工は先端の同ユニットが行う。数値制御(NC)のため、ユーザーが今まで蓄積してきた加工ノウハウを生かしやすく、導入がスムーズに行える。
走行軸の最高速度は毎分60メートル。タンデム駆動方式やリニアスケールの搭載で高い位置決め精度を確保。切りくずやクーラントから駆動部を保護するカバーや、それらを回収する機構も装備する。ATC(自動工具交換装置)にも対応する。
- 2026年4月6日
-
- 2026年4月3日
-
シー・ケィ・ケーは、超硬合金に他元素を加えるレーザードーピング(LD)によって2倍以上の長寿命化を実現した超硬切削工具の量産に乗り出した。4000万―5000万円を投じて、自社設計による全自動LD装置を整備。標準品の第1弾として、このほどロールタップ下穴用ドリルを発売した。
新設したLD装置はロボットハンドが工具をつかみ、回転させながらレーザーを照射する。研究段階の従来装置は手作業が多かったが、新装置は自動で24時間稼働が可能。月産能力は約1万本。
発売したロールタップ下穴用ドリルは、新たに立ち上げたLD事業のブランド「エルディラ」の第1弾製品。「お試し用」(沢田社長)として、ネジサイズM3―6向けについて在庫を抱え即納できるようにした。消費税抜きの価格は6800―9800円。ほかのサイズの注文にも応じる。
シー・ケィ・ケーのLDは金属材料に他元素を塗布し、レーザーを照射することで母材の性質を制御する技術。強度向上のほか被削材との化学反応抑制やコーティングの密着性向上など、複数の効果により工具寿命が最低2倍延びる。一部の既存ユーザーにおける性能確認を経てLD事業を本格化した。
ユーザーにとっては工具交換頻度の削減につながる。自動車や航空機など幅広い業界に提案する。LD処理のみの受託も請け負う。今後、標準品シリーズに、ほかの工具種を追加するほか、金型部品など工具以外への展開も検討する。
同社は超硬切削工具のオーダーメード品やOEM(相手先ブランド)品の製造、再研磨を手がけており、国内で自社ブランド品を展開するのは初めて。
- 2026年4月3日
-
- 2026年4月2日
-
日本工作機械工業会(日工会)が発表した2月の工作機械受注総額(確報値)は、前年同月比24・2%増の1467億4400万円と8カ月連続で増加した。中国やインドを中心としたアジアや北米が好調に推移し、単月として過去3番目の高水準を維持した外需が全体を押し上げた。日工会では「国内外でAI(人工知能)向けデータセンター(DC)関連需要の広がりがみられる」(調査企画部)としている。
2月は営業日数が少なく、中華園では春節(旧正月)の影響もあり、外需は前月比が3・0%減と2カ月連続で減少したが、5カ月連続で1000億円を上回り旺盛な設備投資需要を取り込んだ。
外需をけん引したのはアジアで前年同月比34・3%増となり、2月として初めて550億円を超えた。
中でも中国は同40・4%増の374億円と23カ月連続で増加した。業種別では一般機械向けが同47・8%増の133億円、自動車向けが同11・2%増の98億円。電気・精密向けは同76・5%増の106億円で、前月比でも14・2%増と好調に推移し、家電やDC、半導体関連向けを中心に伸びたとみられる。
インドは車や各種産業機械向けの需要が続き、前年同月比46・2%増と2月として初めて70億円を超えた。
そのほかの地域では米国が同35・5%増の312億円と13カ月連続で増加。一般機械や航空機・造船・輸送用機械向けが伸びた。日工会では「即時償却恒久化措置や利下げの後押しが、高水準の受注持続に寄与する」(同)との見方を示す。
内需は一般機械向けが同12・4%増の140億円、電気・精密向けが同78・0%増の57億円。AI向けDCに関連した予備電源や液冷ポンプなどの加工需要のほか、半導体製造装置や各種発電に関連した需要も広がりつつあるようだ。
日工会では受注は横ばい基調が続くが、「DCや半導体関連などで商談が増えつつあり、水面下で動きが出ている」(同)とし、今後の受注水準の高まりに期待を示した。
- 2026年4月2日
-
- 2026年4月1日
-
乗用車メーカー8社が発表した2月の生産・販売・輸出実績によると、8社合計の世界生産台数は前年同月比1・1%減の194万3619台となり、2カ月連続で前年同月の実績を下回った。北米がハイブリッド車(HV)需要もあり全体的に堅調な一方、現地メーカーが台頭している中国は台数を減らす傾向が見られた。中国メーカーは東南アジアなどへの進出を加速しており、今後はグローバルでさらなる競争激化が予想される。
トヨタ自動車はスポーツ多目的車(SUV)「RAV4」を新型に切り替えた影響や稼働日の減少により世界生産が前年同月比3・9%減となった。北米販売はHVの好調さもあり増加。日本販売は「環境性能割」廃止前の買い控えで減った。
ホンダは世界生産が3カ月ぶりに減少した。中国が同25・7%減と5カ月連続で減少した。コスト、性能の両面で現地メーカーに対抗するテコ入れが急務となっている。日産自動車は米国が好調な一方、日本生産はSUV「エクストレイル/ローグ」の台数減により24カ月連続で前年同月を下回った。
スズキはインド生産が物品・サービス税(GST)改定効果もあり同19・2%増え、2月として過去最高を更新した。三菱自動車は国内向けで新型車が好調。海外生産は新型SUV「デスティネーター」がけん引したのに加え、ピックアップトラック「トライトン」の需要増が支えた。トライトンは5月に英国向けの仕向けも新たに始める。
マツダは新型SUV「CX―5」の本格生産を開始し、国内生産が増加。SUBARU(スバル)は国内の混流生産ラインが立ち上がり段階のため電気自動車(EV)のみを生産し、国内生産台数が同17・3%減少した。ダイハツ工業は国内生産・販売が堅調な一方、海外販売はインドネシア、マレーシアが軟調で、海外販売全体で4カ月ぶりに前年同月を下回った。
- 2026年4月1日
-
- 2026年3月31日
-
津田駒工業は熱可塑性の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)に対応した積層ロボットの売り込みを加速する。短時間での加工やリサイクル性に優れた熱可塑性CFRPの特性のほか、海外製ロボットに比べて安価な点などを生かし、航空機やロケットなど航空宇宙分野での採用を目指す。
熱可塑性CFRP対応の「ロボットAFP」は、高精度アームロボットに小型の積層ヘッドを搭載。積層ヘッドには熱可塑性CFRPのスリットテープを16本並列搭載でき、レーザーで何層にも溶着積層できる。
価格はロボット1台当たり約2億円。システムの大半を内製化し、ソフトウエアを自社開発しているため、海外製と比べると価格を抑えられた。4台まで協調して運用できる。
近年は小型機を中心に航空機需要が高まる一方、津田駒工業に機体メーカーから生産性向上や部品のリサイクル性を求める声が寄せられている。そこで複数台のロボットを協調制御でき、リサイクル性に優れた熱可塑性CFRPを使ったロボットAFPの需要が高まると見て、「顧客のニーズに合った製品を提供していきたい」(西村勲執行役員)としている。
- 2026年3月31日
機械トピックス
-
- 2026年3月9日
-
オークマは、複合加工機「マルタスUシリーズ」に機械幅を従来機比25%縮小した小型モデル「U1000」「U2000」を追加し発売しました。
工具収納可能本数を同2倍の80本に増やした大容量マガジンを標準搭載し、多品種生産に対応する。医療関係、電気自動車(EV)、ロボットなどの中・小物部品をターゲットに提案。
U1000はチャックサイズ6インチ、U2000は同8インチ。
複合加工機ユーザーで中・小物部品の需要が増えていることを受け、チャックサイズ8インチの従来機「U3000」に比べ機械を小型化した。機械幅は3510ミリメートル。
ロボットセルやローダーセルなど多様な自動化への対応を前提に設計し、機械前面をフラット化。ロボットを、より機械に近づけられ省スペース化。熱変位に対し機械が自律的に高精度を安定維持する「サーモフレンドリーコンセプト」など、長時間連続運転を可能にする各種知能化技術も搭載。
- 2026年3月9日
-
- 2026年3月4日
-
ニイガタマシンテクノは、加工対象物(ワーク)の画像解析機能を搭載したスクリューローター専用加工機を開発しました。
ワークの外観をカメラとレーザーで測定して加工開始点を自動算出することで、加工の準備にかかる時間を短縮。加工機本体もロボットを用いた自動化に対応しやすい形状に変更し、省人化が進めやすい。
スクリューローター加工機「NSMシリーズ」と、非接触画像解析システム「e―na(イーナ)」を組み合わせ、スクリューローターはスクリュー式エアコンプレッサーに用いられ、加工時間短縮のため、素材にはあらかじめ指定した形状が作られた鋳鉄を用いることが多いが鋳鉄の場合、丸棒形状に比べてワークの位置決めに時間を要していました。
イーナにより位置決めにかかる時間が短縮可能。イーナは加工機に取り付けられたワークの形状を非接触で計測し、3次元(3D)データを作成。それを元に加工開始地点が算出され、自動でワークを動かして位置決めが行われます。
手動では数分から10分程度かかっていたが、数十秒で完了可能。
加工機本体も、剛性の高さや減衰性はそのままに改良を加え、安全性の強化に加えて、扉の自動開閉や汎用性の高いコレットチャックの標準搭載など、自動化を進めやすい設計に変えました。
- 2026年3月4日
-
- 2026年2月17日
-
スギノマシンは、ウオータージェットによるバリ取りに特化した装置「JDM」を開発しました。流体の特性を生かし、専用機やロボットによるバリ取りでは届かない深穴や複雑形状部のバリに効果を発揮。
バリを除去するウオータージェットの圧力は最大70メガパスカル(メガは100万)で、従来機と比べて40%向上しました。
また、二つの新開発ノズルを標準搭載。そのうちNTノズルは、噴射された流体が極力拡散しない設計で、従来機のノズルより高いバリ取り性能を持ちます。もう一つの2系統ノズルは、「直射ノズル」と「L形ノズル」を1本に集約。ノズルチェンジを効率化し、バリ取り工程のサイクルタイムを短縮します。
装置の寸法は幅1080ミリ×奥行き2980ミリ×高さ2700ミリメートル。手作業によるバリ取りの自動化を基本コンセプトとし、人が作業をしていた空間にそのまま設置できるサイズに収めました。
- 2026年2月17日
-
- 2026年2月8日
-
三菱マテリアルは2本のネジで締結してホルダーの変形を抑えるヘッド交換式超硬ドリル「DXAS」を発売しました。穴加工作業での高能率化と高精度化、ランニングコストの低減を実現。
工具径は18ミリ―30ミリメートル、加工穴深さと切れ刃径との比率は1・5―8。ヘッドは43アイテム、ホルダーは52アイテムを用意。「DXAS1800P(ヘッド)」で適応材種「DP6020」のタイプの標準価格は消費税込みで1万3200円。
ヘッド部の確実な固定により負荷の大きい加工環境でも緩みにくく、加工能率を大幅に高められます。締結時に生じるヘッドとホルダーの中心軸のずれを極小化する「パーフェクトセンタリング」で高い穴精度を実現します。
細部まで配慮した設計でとし、従来のヘッド交換式や超硬ソリッドドリルよりも運用費を抑えられます。
- 2026年2月8日
展示会情報
このニュースにお知らせはありません。
