東洋精機工業、小型MCに5面加工追加 工程集約・効率向上
東洋精機工業は、小型マシニングセンター(MC)「TVT332S」に5面加工仕様を追加し、2025年内をめどに発売する。2軸チルト数値制御(NC)インデックスとテーブルを一体化した独自構造で、インデックスからテーブル面までの高さを極限まで低くして剛性を向上。工程集約と高効率加工を実現する。
主軸の最大回転速度は毎分1万回転。オプションでHSK―A63のシャンクにできる。ストロークはX軸500ミリ、Y軸400ミリ、Z軸400ミリメートル。テーブルの作業面の大きさは650ミリ×400ミリメートルで、最大積載重量は500キログラム。
加工対象物(ワーク)を一度固定するだけで5面を加工できるため、加工精度の安定、設備台数の削減、ラインスペースの縮小につなげられる。
また、従来はオプションのマガジンの最大工具収納本数が30本だったが、最大60本まで収納可能なタイプも用意する。
新仕様機は名古屋市港区のポートメッセなごやで開幕された工作機械見本市「メカトロテックジャパン(MECT)2025」に出展された。
