川田鉄工、薄肉中空ワーク固定クランプ発売
川田鉄工は、既存の旋盤用チャックに取り付けることで、薄肉で中空形状の加工対象物(ワーク)を歪みなく固定できる治具を発売した。三つの爪と円柱型のストッパーで中空ワークの外径と内径を同時に押さえる仕組み。受注生産で消費税抜きの価格は33万9000円から。年間500台の販売を目指す。
発売した「ジェントリークランプ」は、外径側を3方向から固定する爪と、爪の閉じる動きに連動しピンを出して内径側を押さえる円柱形のストッパーで構成。ワークの内外径の両側から挟み込んで固定する。内外径のどちらか一方だけを押さえて固定する従来方法よりもワークの歪みを抑えられる。
チャックの駆動源が手動式や油圧式、空圧式でも仕様変更によって対応できる。
