主力研削盤4機種をフルモデルチェンジへ
更なる「寸法精度の安定」の為、主力研削盤4機種をフルモデルチェンジし、参考出品致しました。
通常の円筒形ワークの研削の場合は定寸装置で測定しながら加工する為、寸法精度を担保できるが、ヘキサゴン形状など複雑なワークは定寸装置が使えない。そこで、定寸装置無しでも目標精度に達するよう、研削精度を向上し、安定させるよう開発。
具体的には、鋳物量を増やしリブ構造を施すことで剛性が従来比50%向上した高剛性のベッドを新開発。熱変位対策としては、クーラントが直接ベッドにかからないようインスレーションカバーを採用したほか、クーラント流路の最適化も行った。
CNC偏心ピン/ポリゴン研削盤「GPES-30C.25」では砥石台送りユニット冷却機構等を新開発。
CNC円筒研削盤「GPL-30C.100」では非真円動圧軸受ユニットを新開発し、要求精度の高度化に応える。工程集約を可能にするCNC万能研削盤「GSU-40C.75」は量産ラインでの高負荷研削に対応しつつ、9種類のといし取付パターン、ビルトイン砥石軸ユニット(オプション)などの新機能で様々な加工シーンに対応。
来年度から2020年度まで設備投資計画を拡大中。今後、展示会や現場でユーザーの意向を伺いつつ、現実的な導入価格になるようコストバランスに配慮し、早期に新製品として発売していく。
提供元: (株)シギヤ精機製作所