クイックビジョンActiveシリーズ
『クイックビジョンActiveシリーズ』は、画像測定機の普及に伴い高まっている『検査工数とコスト低減をしたい』といった市場の要求に応えるため、手軽に観察像の変倍が可能なズームレンズや、高精細なカラー画像を映し出すメガピクセルカラーカメラを搭載し、扱いやすく、幅広い用途にご使用いただく製品をめざして開発されました。
また、タッチプローブを搭載することで立体物の測定も可能にした、軽量・コンパクト設計のクイックビジョンシステムの新シリーズです。
・高精細なカラー画像による測定を実現
130万画素のカラーデジタルカメラを搭載しました。画像処理で重要なピクセル分解能を高め、高精細化によるハイレベルな画像検出能力を達成しています。また、高精細カラー画像により観察部分のディテールをモニター上にリアルに再現します。
・対物レンズ交換式ズームレンズを採用
ズーム倍率7倍の高倍率ズームレンズと1x,1.5x,2xの3本の対物レンズを組み合わせ可能な、光学系を搭載しました。これにより最大ズーム比14倍を達成しています。
7倍(8段階変倍)のズームレンズにより、測定部位に合わせて、適切な倍率設定を素早く行え、さらに対物レンズの交換と組み合わせることで、より広い視野・高い倍率での観察測定が可能となるため、幅広い測定ワークに柔軟に対応できます。
・全灯 LED照明装置搭載
照明システムは、垂直落射、透過、リングライト(4分割切替機能付き)照明、いずれも白色の高輝度LED照明を採用しました。LED照明は低発熱・低消費電力を実現する他、高い応答性を有するため、照度変更が頻繁に必要なワーク測定時にもスループットが悪化しないといった特長を持っています。
・省スペース・軽量構造
本体構造は、QVシリーズで実績のある門固定・テーブル移動構造を採用し、駆動ユニットの小型化によるコンパクトな本体設計により、同サイズの測定範囲を有する既存機種に比較して、大幅低減(フットプリント: 30%,本体質量:40% (QV Active404の場合)を達成しました。
軽量・ダウンサイジングにより、設置環境に合わせたレイアウトに柔軟に対応可能です。小型センサを搭載しています。
・タッチプローブ機能のサポート
タッチトリガープローブ搭載モデルを用意しています。画像ヘッドによる非接触測定に加え、タッチトリガーによる接触測定を行うことで、画像計測では困難な部位の測定や立体ワークの段差測定など、測定シーンに合わせセンサーを切り替えることが可能です。
詳しくは2018中部機械加工システム展にてご紹介→https://toolnavi.jp/machinenews/exhibition/2018-9#nagoya
提供元: ミツトヨ