ーアイダエイジー金型寿命予測、メンテ最適化
プレス加工ではアイダエンジニアリングがDX支援システム「AIDAデータアナリティクスシステムAiCARE」を開発した。同社製プレス機の荷重などの稼働データを独自の手法で分析し、金型の状態を常に監視するアプリケーションを搭載。これまで累計のプレス回数や加工後の加工対象物(ワーク)の状態などから判断していた金型寿命の予測に活用できる。同じ金型でも使い方で状態が変わるため、メンテナンス時期の最適化を支援し、加工品質の安定や保守費用削減に貢献する。
また米オープンAIの対話型AI「チャットGPT」を活用し、プレス機の加工方法などをアイダエンジが蓄積した技術的な知見も含め回答する機能も確立した。
アイダエンジはこのDX支援システムを高速プレス機「MSP」などに標準装備して受注を始めた。通信機器などを事前に搭載し、サブスクリプション(定額制)サービスで提供する。橋向喜春上席執行役員は「当社のノウハウやAIでデータを分析することで、ビジネスの意思決定に使える情報を提供したい」と語る。
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