異形工具シリーズ第二弾 GP1LB
「曲面の高能率仕上げ加工実現!高能率仕上げ加工用異形工具シリーズ第二弾GP1LB形」を8月22日に発売いたしました。
GF1形は、壁部の仕上げ加工で従来ボールエンドミルやコーナラジアス工具に比べて高能率、長寿命、且つ良好な加工面を実現した工具ですが、
新製品「GP1LB形」は、外周部がバレル形状、先端部がレンズ形状をした複合R切れ刃形状となっています。
外周部のバレル形状はGF1形同様に壁部の仕上げ加工で、従来のボールエンドミルやコーナラジアス工具よりも高能率な加工を可能にし、
それに加え底刃をレンズ形状にした事で、平面に近い緩やかな曲面を、従来のボールエンドミルやコーナラジアス工具よりも、高能率に加工する事を可能にしました。
同一工具径のポールエンドミルとGP1LB形のレンズ形状部を使用し、緩やかな曲面を加工して同等の加工面粗さを得ようとした場合、
GP1LB形はホールエンドミルよりも約一・四倍の切込み(加工ピッチ)で加工が可能です。
また、同一工具径のボールエンドミルと同一条件(同一加工ピッチ)で加工した場合の加工面粗さは約半分近くになり、GP1LB形は良好な加工面が得らます。
GP1LB形のインサートは、既存製品アルファーボールプレシジョンABPF形のホルダーにも取り付け可能な形状となっています。
既にABPF形を使用のユーザーはABPF形のホルダーで共用することが可能。
最近の五軸加工は、異形状を演算できるCAD/CAMが増え、異形状工具でも比較的簡単に形状定義できるようになり、今後ますます拡大することが期待されており、
同社では今後、高能率仕上げ加工用異形工具の総称を『GALLEA(ガレア)シリーズ』という、 一つのブランドとして位置づけ、今回GP1LB形を発売しました。
提供元: MOLDINO