難削材旋削加工用材種「MP9000/MT9000」シリーズにアイテムを追加発売
このほど難削材旋削加工用インサート材種「MP9000/MT9000」シリーズにポジティブインサートの販売開始することと致しました。
航空機や医療などを中心としたチタン合金、耐熱合金、耐食合金などの難削材といわれている旋削加工用として、耐摩耗性、耐欠損性、耐溶着性を向上させた難削材旋削加工用インサート材種「MP9000/MT9000」シリーズは突発欠損や切りくずトラブル対策として、お客様より好評を得ています。
このたび、内径加工や小物ワーク加工用としてポジティブインサートを発売開始します。
難削材旋削加工用インサート材種「MP9000/MT9000」シリーズポジティブインサートの主な特長。
① 「MP9000」シリーズは高硬度相の安定化が図られたAl含有量の高い(Al,Ti)N単層コーティングにより、被膜硬度が向上し、耐熱合金旋削加工時の耐摩耗性、耐クレータ摩耗性、耐溶着性を大幅に改善。第一推奨は「MP9015」で、耐摩耗性重視の加工や仕上げ加工用に「MP9005」をラインアップ。
② ポジティブインサートで追加となった「MT9005」は、耐熱性、耐塑性変形が高く、高速切削に対応可能なノンコート超硬材種。
③ 軽切削領域加工用「LSブレーカ」はインサートへの溶着を防止し、仕上げ面の白濁を抑制。中切削領域加工用「MSブレーカ」は広いチップポケットによって高切り込み条件でも切削抵抗の増加を抑制し、びびりや切りくず詰まりを低減。
提供元: 三菱マテリアルツールズ