超耐熱合金旋削加工用コーテッド超硬材種 MV9005
・進化した耐摩耗性
新開発Al-Richコーティング技術の採用により、高いAl含有比率と高い硬さを兼ね備える(Al,Ti)N膜を採用し、硬さに加え耐酸化性も大幅に向上させたことで、超耐熱合金の高速加工においても、極めて優れる耐摩耗性を実現しました。
・新開発Al-Rich(アルミリッチ)コーティング
アルミチタンナイトライド(Al,Ti)Nはアルミとチタンの複合化合物であり、非常に硬く熱に強い性質を持つことから、切削工具用のコーティング層として幅広く使用されてきました。
(Al,Ti)NはAl含有比率を増加させることで皮膜硬さが増しますが、従来技術ではAl含有比率が60%以上になると結晶構造に変化が生じ、皮膜硬さが低下していました。
独自技術による新しいコーティングプロセスにより、Al含有比率を高めても結晶構造が変化しないAl-Richコーティングを開発し、高いAl含有比率と高い皮膜硬さを実現しました。
提供元: 三菱マテリアルツールズ