車8社の世界生産、8月0.2%増の229万台 新型車販売が好調
乗用車メーカー8社が先月末にまとめた8月の生産・販売・輸出実績によると、世界生産台数は前年同月比0.2%増の229万1092台となり2カ月連続で増加した。スズキとダイハツ工業が8月として過去最高だった。新型車の販売が好調で国内生産、海外生産ともにほぼ横ばいで推移した。
国内生産は前年同月比横ばいの65万8957台だった。トヨタ自動車は新型小型車「カローラスポーツ」などが好調で同1.6%増と2カ月連続でプラス。三菱自動車はプラグインハイブリッド車(PHV)「アウトランダーPHEV」や「エクリプスクロス」の生産が伸び、2ケタ%増となった。
一方で日産自動車は北米向けSUV「ローグ」が減少し、同18.4%減となった。マツダは西日本豪雨を受け生産を抑えた影響で同7.1%減と2カ月連続で減少した。
海外生産は、同0.2%増の163万2135台だった。スズキ、ダイハツ、SUBARU(スバル)が8月として過去最高だった。
輸出は4.5%増の35万5462台。ホンダは米国向け「シビックセダン」が堅調だったほか、欧州向け「CR―V」などの日本からの輸出が本格化し大幅に伸びた。