ミツトヨ、表面性状測定機 粗さ・輪郭形状を1台で
ミツトヨは、表面粗さと輪郭形状を1台で測れる表面性状測定機「FORMTRACERアバント」を発売した。装着した検出器が表面用か輪郭用かを自動認識するため、両モードの切り替え操作忘れによる誤作動を防ぐ。本体と付帯機器を含めた機種の価格は約800万円。初年度に国内300台の販売を目指す。
ミツトヨが開発したのはハイブリッド型「FORMTRACERアバント D3000/4000」。各モード用の検出器を取り付け、測定する。検出器の脱着をレバー方式とし、工具を使う必要がない。
測定機能は、移動速度がX軸で最大毎秒80ミリメートル、Z2軸で同30ミリメートル、測定速度がX軸で従来機比50%増の同30ミリメートルといずれも高速という。同シリーズはハイブリッド型のほか、表面粗さ測定機「同S3000」、輪郭形状測定機「同C3000/4000」も品ぞろえした。