新型コロナ/トヨタ、国内大幅回復 来月生産、計画比1割減
トヨタ自動車は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で生産調整している国内工場について、今月の生産台数が大幅に回復する見通しだと発表した。
生産は当初計画比約1割減となる約3万9000台の減産を見込むものの、同4割減(約12万2000台の減産)だった6月に比べ大きく改善する。
完成車全15工場(グループ含む)で一斉に設けていた非稼働日も設定しない計画だ。
米国や中国を中心に新車需要が回復していることを受け、今月は減産幅を圧縮する。スポーツ多目的車(SUV)「RAV4」など、売れ筋の車両を生産する3工場4ラインでは、2―4日間の休日出勤日(土曜日)を設定し挽回生産に乗り出す。
グループ企業のトヨタ自動車東日本や日野自動車の羽村工場(東京都羽村市)など3工場6ラインでは、2―6日間稼働を止める。加えて、日野自羽村工場と岐阜車体工業(岐阜県各務原市)の一部ラインは、生産量を半分に落として操業する。