1-6月の新車販売、N-BOXが首位 唯一10万台超
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめた2025年上期(1ー6月)の車名別新車販売によると、ホンダの軽自動車「NーBOX」が上期として4年連続の首位となった。前年同期比2・7%増の10万3435台で、登録車も含めて唯一10万台の大台に乗った。
NーBOXは23年10月のフルモデルチェンジ効果が一巡しても、なお首位を堅持。ー年9月にアウトドア利用も見据えた新グレード「NーBOX JOY」を追加した効果も見られた。
2位はトヨタ自動車の小型車「ヤリス」で前年同期比6・4%増の8万6942台。24年6月に「ヤリスクロス」を生産停止した反動で伸びた。3位のスズキの軽「スペーシア」は同0・1%減の8万4322台だった。
トヨタの乗用車「カローラ」は同12・0%減の7万5019台で4位。25年5月に「カローラクロス」などを一部改良しており、上期後半に一時的なマイナス影響があった。
6月にフルモデルチェンジをしたばかりのダイハツ工業の軽「ムーヴ」は同5・6倍と躍進。新型車効果に、同社の認証不正問題からの反動増が重なった。30位圏外だった前年同期から7位まで順位を上げ、6月に限ると全体の2位に付けた。
ホンダの小型ミニバン「フリード」は24年6月にフルモデルチェンジした効果により同27・8%増の4万9094台で8位。スズキの軽「ジムニー」は受注残の解消が進み同32・2%増の2万6984台で30位圏内に食い込んだ。