月の工作機械受注、1000億円超え 19カ月ぶり大台
日本工作機械工業会(日工会)が発表した2月の工作機械受注額(速報値)は、前年同月比36・7%増の1055億5300万円で、4カ月連続の増加となった。
中国を中心とする外需が牽引(けんいん)し、健全水準の目安とされる1000億円を2019年7月以来19カ月ぶりに上回った。日工会では「全体的な動きとしていい方向に進んでいる」とした。
内需は同4・8%減の304億6200万円で、27カ月連続の減少。依然低迷が続いているものの、2月は年度末前で弱含む例年の傾向などを踏まえると「健闘している」(日工会)と捉えられる。外需は同66・0%増の750億9100万円で、4カ月連続の増加。23カ月ぶりに750億円を上回った。好調を続ける中国のほか、北米などほかの地域でも伸びたと思われる。