三菱日立ツール、リブ溝加工用エンドミル108品 びびり振動を抑制
三菱日立ツールは、高精度リブ溝加工用テーパーボールエンドミル「EB4HR―ATH」を発売した。直径0・6ミリ―1・2ミリメートルの全108品で、価格は1万2800―1万7200円(消費税抜き)。プラスチック金型でのリブ溝の荒加工、仕上げ加工向けで採用を働きかける。
新製品は外周テーパ刃が等高線加工時に何度も作用することで、効果的に工具交換時の加工段差を低減する。2段逃げ面形状と強ねじれ形状により、びびり振動を抑制し、高品位な加工面を実現。高硬度鋼の切削加工に向く「ATHコーティング」を採用した。
リブ成形には金型に細くて深いリブ溝を製作する必要がある。
多くの場合、放電加工で製作されているが加工時間が長く、電極製作に時間がかかるのが課題だった。このため、直彫りによるリブ溝加工のニーズがある。