メキシコの受注増大 総受注高は11ヶ月連続前年下回る
中部経済産業局が8月30日に発表した、管内の金属工作機械受注状況は、総受注高が11ヶ月連続で前年を下回った。
国内受注が10ヶ月連続で前年を下回り、海外受注が2ヶ月連続で前年を下回っている。
対象企業となる管内金属工作機械メーカー、オークマ、アマダマシンツール、ジェイテクト、コマツNTC、富士機械製造、豊和工業、三菱電機名古屋製作所、ヤマザキマザックの主要八社の総受注高は351億22百万円となり、
前年同月比20.4%減と11ヶ月連続で前年を下回った。
また、前月比では0.8%増となった。
国内受注は、一般機械工業向け88億3百万円と4ヶ月連続で前年を下回り、自動車工業向けが41億74百万円と6ヶ月連続で前年を下回り、全体では前年同月比19.0減と10ヶ月連続で前年を下回った。
また、前月比では0.9%増となった。
海外受注は、北米向けが2ヶ月連続で前年を下回り、ヨーロッパ向けが四ヵ月連続で前年を下回り、アジア向けが13ヶ月連続で前年を下回り、全体では前年同月比21.5%減と2ヶ月連続で前年を下回った。
また、前月比は0.7%増。
国別に見ると、1位のアメリカが49億92百万円(前年同月比37.2%減)、以下、中国、34億97百万円(前年同月比17.6%減)、ドイツ、14億96百万円[同33.1%減]、メキシコ、10億86百万円(同474.6%増)、イタリア、10億34百万円(同16.3%増)となった。
なお、販売額は285億81百万円、前年同月比20.8減と5ヶ月連続で下回った。また、前月比では2.1%減となった。
受注残高は、1642億90百万円、前年同月比11.8%減と8ヶ月連続で前年を下回った。
また、前月比では1.2%増。