ジェイテクト、クランクシャフト専用研削盤投入 加工時間11%短縮
ジェイテクトは、加工時間を従来製品に比べ11%短縮したクランクシャフト専用研削盤「GF50M」シリーズを発売したと発表した。
左右2枚の砥石(といし)の最接近距離を従来の50ミリメートルから18ミリメートルに縮めたことで、隣接するピン部とジャーナル部を同時加工できる。砥石台のスライド方式の違いで2種類用意した。
クランクシャフトの量産加工で生産性と加工精度の要求水準が高まっていることに対応し、新製品を投入した。左右の砥石が近づいたことで、従来製品では順番に加工していたピンとジャーナルを同時に加工できる。
内蔵のタッチセンサーの性能を高め、操作性を改善した。ピンの径やストロークをタッチセンサーで自動測定するため、ピンの位相決めの段取り替えを不要にした。