北川鉄工所、インドに旋盤用チャック工場 11月稼働
北川鉄工所はインド・ベンガルールに旋盤用のチャックを生産する新工場を建設する。投資額は4億円。11月に生産を始める。2022年度に年間6000台のチャックを生産し、10億円の売り上げを見込む。
同社は現在、日本からチャックを輸出し、インドの工作機械メーカー5社にOEM(相手先ブランド)供給している。現地生産に切り替え、インドのチャック需要を獲得するとともに、現地ユーザーのニーズに対応する。
販売を手がけるインドのグループ企業が建設、運用する。敷地面積は4000平方メートル、工場の延べ床面積は1950平方メートル。
当初は日本からチャックの部材を送り、現地で組み立てる。製造人員は数人でスタートし、22年頃には20人程度に増員する予定。「インドの工作機械メーカーは競争力を高めている」と今後の成長性を評価している。