日本工作機械工業会(東京・港)が10日発表した6月の工作機械受注額(速報値)は前年同月比11.4%増の1593億円だった。伸びは鈍化したが、単月で過去4番目の高水準を記録した。自動車や半導体製造装置、航空機など様々な分野で日本の工作機械へのニーズは根強く、受注は高止まりが続いている。
外需は9.1%増の962億円だった。工作機械大手からは「米国が自動車や航空機向けに調子がいい」(オークマ)、「基調は変わらない。中国も自動車、電気・精密、一般加工と業種関わりなく好調だった」(ツガミ)との声が聞かれた。