11月の新車販売、ホンダ「N-BOX」首位 2カ月ぶり返り咲き
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が4日発表した11月の車名別新車販売は、ホンダの軽自動車「N―BOX」が前年同月比10・2%減の1万6198台で2カ月ぶりの首位となった。フルモデルチェンジから2年が経過しても底堅い人気を示した。10月に6カ月ぶりの首位に立ったトヨタ自動車の小型車「ヤリス」は、同22・6%減の1万4556台で2位だった。
3位はスズキの軽「スペーシア」で前年同月比10・8%減の1万2904台、4位はトヨタの乗用車「カローラ」で同32・1%減の1万997台だった。
10月に全体の2位、軽の首位に躍り出たダイハツの軽「ムーヴ」は同40・2%増の1万951台で全体5位だった。ムーヴは10月との比較で31・6%減少しており、6月に投入した新型車効果に一服感が見えた。
10月末に新型車を発売した日産自動車の軽「ルークス」は前年同月比41・0%増の7741台で、全体の10位にランクインした。日産の車種が10位以内に入るのは7月以来、4カ月ぶり。同時期に三菱自動車が新型車を投入した軽「デリカミニ/eK」は同32・0%増の6378台で全体の16位だった。
全体の販売状況について、全軽自協は「人気車種の2トップが台数を前年同月比で10%程度落とし、低調。新型車効果が一巡している。物価高の影響も考えられる。年末、初売り商戦に期待したい」とした。
