住友電気工業は切削工具の高能率粗加工用高送りカッター「SEC―スミデュアルミルDMSW型」に、最大刃径125ミリメートル以上の本体と、高硬度材加工に対応するインサート(刃先交換チップ)「高強度型ブレーカH型」を追加し発売した。
製品ラインアップを増やし、加工の適応領域を拡大する。
同工具は高能率加工の需要が高い自動車、航空機、造船、産業機械、金型などに特化。高強度型ブレーカH型は大きなくさび角の断面形状を持ち、刃先強度が高い。鋼やステンレス鋼、鋳鉄の重切削、強断続加工、高硬度材加工の長寿命化に適するとしている。
販売計画は初年度に年1億円、2年後に同2億5000万円。価格は個別に設定する。