1月の新車販売、4カ月連続減 日産・スバル、検査問題響く
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽協)がまとめた1月の新車販売台数は、前年同月比0・5%減の39万9540台で4カ月連続の減少となった。軽自動車が順調に台数を伸ばしたものの、主に無資格検査問題に伴う日産自動車、SUBARU(スバル)の登録車の減少が響いた。
登録車は同5・7%減の24万3435台で4カ月連続で減少した。車種別では、乗用車が同6・1%減の21万5058台で2カ月ぶりの減少。乗用車ベースで日産とスバルが2ケタ減となったほか、トヨタ自動車とホンダも車のモデルサイクル進行などを理由に減少した。貨物車は同1・8%減の2万7550台、バスは同12・4%減の827台で、ともに5カ月連続の減少となった。
17年度の見通しについて自販連では「1月のペースで2、3月も推移すると前年度割れとなる。日産とスバルがどこまで回復できるかが焦点」と見る。
軽自動車は同8・7%増の15万6105台で2カ月ぶりに前年を上回った。車種別では、乗用車が同8・9%増の12万4523台と2カ月ぶりの増加、貨物車が同8・0%増の3万1582台で3カ月連続で増加した。