5月の工作機械受注、14%増の1492億円 日本工作機械工業会調べ
日本工作機械工業会(日工会)が11日まとめた5月の工作機械受注実績(速報値)は、前年同月比14.9%増の1492億3800万円となり、18カ月連続で増加した。総額と外需は3年ぶりに5月の過去最高を記録した。内外ともに好環境が続いている。
国内外別は、内需が同23.3%増の629億4100万円で16カ月連続の増加。600億円超えは3カ月連続になる。
大型連休のために稼働日が少なかったが、2017年9月並みの高水準だった。自動車、半導体をはじめ多くの産業分野で、設備投資が進んだ。
外需は、同9.5%増の862億9700万円となり、18カ月連続で増加した。10カ月続けて800億円を超えた。総額を押し上げるスマートフォン(スマホ)関連の一時的な大型受注は終息したようだ。
1―5月の累計は前年同期比29.5%増の8047億4600万円。年間で過去最高の1兆9313億円に伸びる進捗(しんちょく)だ。