バリ取りの自動化を提案
山善は、バリ取りロボットの導入からオペレーターの育成に至るまで、バリ取りの自動化を包括的に提案する。
昨今、製造業、特に中小企業は慢性的な人手不足に陥っているところが多く、労働人口の減少は今後益々深刻になることが予想される。中でも、中小企業に於けるバリ取りなどの仕上げ加工は、人手に頼る部分が多い為、省人化・自動化への対策が大きな課題となっているが、バリの発生状況は大きさや発生位置等にばらつきがある為、自動化の普及はあまり進んでいなかった。また、完全に自動化するとなると、高額な投資や広大な設置スペース、優秀な技術者を必要とする為、中小企業にとっては困難な状況だった。
山善では、同社が得意とする中小の金属加工分野を対象に、これまで専門商社として培ったノウハウやネットワーク、豊富な商品群を活かし、バリ取りの自動化を包括的に提案していく。自動化提案により、仕上げ加工の省工程化・省人化を目指す。更に今後は、金属加工だけでなく、樹脂やゴム等幅広いターゲットを対象に取り組んでいくとしている。