1月の工作機械受注、886億3100万円 3カ月連続850億円超
日本工作機械工業会が発表した1月の工作機械受注額(速報値)は、前年同月比9・7%増の886億3100万円で、3カ月連続の増加となった。中国を中心とする外需の拡大傾向が続き、3カ月連続で850億円を上回った。日工会では、受注水準について「1月は中国で旧正月の影響が出てくるが、これまでと大きく変動しておらず、まずまずの状態だ」と捉えている。
内需は同10・9%減の263億6700万円で、26カ月連続の減少となった。300億円を下回るのは2カ月ぶり。年初からの緊急事態宣言による設備投資見合わせなどが影響したとみられる。
外需は同21・6%増の622億6400万円で、3カ月連続の増加。中国の回復継続などにより、3カ月連続で600億円を上回った。期末効果が表れる12月と比べると減少したが、11月比でほぼ同額となり「(受注回復の)流れを保てている」(日工会)状況だ。