曽根田工業 高硬度向け刃先交換式エンドミルを出展
インターモールド初出展となる曽根田工業。注目したいのは、新製品として出展する高硬度向け刃先交換式エンドミル。
「好評頂いている『maxVpoint』を横展開したエンドミルとなる」と語る曽根田直樹社長。
「maxVpoint」とは、超硬ボーリングホルダーで、ヘッドにタングステン合金を採用することにより、超硬ソリッドと同等の高精度を実現。また、従来スチールヘッドと比較して5~10倍の耐摩耗性がアップしホルダーの長寿命化を実現した。
そして、超硬部をチップに極限まで近づける特殊な接合形状(Vpoint)により、突出し量がアップ。さらに、「Vpoint」により切屑排出性能も向上した。
さて、超硬シャンクの修理も手掛ける同社。修理を請け負う中で感じたのは超硬シャンクの寿命の短さだった。
「どのメーカーも1~3か月でシャンクが痛み不良が出る。そこで、ヘッドにタングステンを使用した試作品を客先に提供したところ、寿命が5か月以上、最長で1年以上という成果を得た。また、従来品を使用して2週間で当初の精度が出なくなったという客先では、3か月経過後も『精度を維持できている』との評価があった」という。
そこで、超硬ボーリングホルダーにタングステンを採用し、さらに曽根田工業独自の縦Vの接合形状にして誕生したのが「maxVpoint」。
「現在、中部圏では好評を頂き、当社製品が浸透してきている。インターモールドを通して、関東方面での浸透も図って行きたい」と、語る。
ニュースソース:ものづくりレビュー http://monodukuri-review.com/