1月の工作機械、25.3%増 外需はアジア600億円超え
日本工作機械工業会(日工会)が発表した1月の工作機械受注総額(確報値)は、前年同月比25・3%増の1455億7900万円と7カ月連続で増加した。好調な中国にけん引されてアジアが2017年11月以来の過去最高となり、外需が全体を押し上げた。
一方、米国の連邦最高裁判所がトランプ米政権の相互関税を違憲と判断した影響について日工会は「まだ具体的な情報がなく、推移を見守っていきたい」とした。
外需は前年同月比34・2%増と16カ月連続で増加。単月として過去2番目の水準となり、受注総額に占める外需比率は77・6%と過去最高を更新した。
外需をけん引したのはアジアで同38・1%増の618億円。5カ月連続で増加し、600億円を初めて超えた。
中でも中国は同56・9%増の432億円と22カ月連続で増加。2月中旬からの春節(旧正月)前の駆け込み需要もあり、過去最高を更新した。業種別では一般機械向けが同40・1%増の136億円、電気・精密向けが同92・6%増の93億円。自動車向けは同61・0%増の146億円と過去最高を更新した。日工会は設備需要の根強さなどから、春節休暇後の「3月以降再び活況を呈する」と見通す。
その他の地域では米国が同49・7%増の310億円と12カ月連続で増加。過去2番目の水準となり、自動車や航空機・造船・輸送用機械向けが伸びた。
欧州はドイツが同25・2%増の38億円と6カ月連続、イタリアが同44・1%増の21億円と7カ月連続で増加し、堅調に推移した。
一方、内需は横ばい基調が続く。半導体製造装置関連の需要の高まりを受け、電気・精密向けが同20・6%増と5カ月ぶりに増加。航空機・造船・輸送用機械向けは2カ月ぶりに30億円を超えた。ただ、すそ野が広い一般機械向けは盛り上がりを欠き、12カ月ぶりに120億円を下回った。
