岡本工作機械、2軸単独駆動の内面研削盤
岡本工作機械製作所は二つの砥石軸がそれぞれ単独で駆動する方式を採用したコンピューター数値制御(CNC)精密内面研削盤「IGM15NCIII―2B」を発売した。
2軸が同時に動く従来製品に比べ、砥石の取り換え作業が容易になるなど生産性の向上につながる。価格は仕様により異なるが、1900万円(消費税抜き)からを想定している。
2軸単独駆動方式の採用でオペレーターの加工対象物(ワーク)や砥石への接近性を向上するとともに、ワークを大型化できる。精密金型や軸受、自動車部品の加工用としての需要を見込む。
「文字レス対話ソフト」を採用し、研削加工のスキルに乏しい作業者でも画面上のアイコンを見ながらタッチ入力によって簡単に操作が可能。研磨しろや砥石の情報を入力するだけで自動で加工条件を決定できる。言語の変更が不要な点などを訴求し、戦略製品として国内外の市場で拡販する。