中村留、複合機の利便性向上 2機能追加
中村留精密工業は、自社製複合加工機の利便性を向上させるための二つの新機能「ジオナビ」と「1(ワン)タレットプログラミング」を発表した。多品種少量生産が増加する中、変化に強い工場を求める企業に複合加工機の使い勝手の良さを訴求する。
ジオナビはツールセッターを使用した形状補正取得作業において、アプローチ以外の測定動作をすべて自動化したサポート機能となる。モニターのガイダンスに沿って簡単に操作し、作業を完了できる。実際に初心者が手動で作業する場合と比較し、45%程度の時間削減に成功したとしている。また、測定のバラつきを抑えたり、座標の取り忘れのミスを防いだりする効果もある。
1タレットプログラミングは、例えば複数タレットの場合、一つのタレットで入力した工程を、工程編集画面で内容に応じて他のタレットに展開できる。そのプログラム内容は座標系の反転などを自動変換するため、複数タレットのプログラミングが不慣れな場合でも作成を容易にした。