日系自動車メーカー、タイでの2017年の生産台数は前年比で減少
タイに進出している日系の機械関連企業では全体的に事業環境の改善の兆しが見え始めている。
しかし、主要顧客である日系自動車メーカーのタイでの2017年の生産台数は前年比で減少する見込み。タイ事業全体が再び成長軌道に乗る見通しはまだ立っていない状況。
バンコク日本人商工会議所によれば、日系自動車メーカーのタイでの2017年の自動車生産台数は前年比4%程度の減少が見込まれる。
自動車工場に工作機械やロボットを納める日系企業関係者からは、「自動車関係の受注は見通しが立たない」といった声が聞かれる。
しかし、タイではロボットによる自動化のニーズが着実に出てきており、「事業全体では16年よりは良くなる」とみる日系企業は多い。
近年は政情不安や輸出不振で落ち込んでいたタイ経済だが、市場環境の底打ち感は出てきている状況だ。