2017年の米新車販売、8年ぶり減少
米調査会社オートデータがまとめた2017年の米新車販売台数は、前年比1.8%減の1723万436台となった。
減少はリーマン・ショックの影響で落ち込んだ09年以来8年ぶり。16年までは2年連続で過去最高を更新してきたが、17年は主に買い替え需要の一巡を理由に落ち込んだ。ただ米経済が堅調に推移したことにより、1700万台の大台は維持した格好だ。
車種別では、乗用車が同10.9%減の633万2925台と低迷した一方、スポーツ多目的車(SUV)などの「小型トラック」が同4.3%増の1089万7511台と堅調に推移した。
シェア首位は米ゼネラルモーターズ(GM)で、米フォードモーター、トヨタ自動車が続いた。5位のホンダはセダン「シビック」やSUV「CR―V」、6位の日産自動車はSUV「ローグ」などが好調で、両社とも過去最高を更新した。
12月単月の新車販売は前年同月比5.2%減の160万3129台。車種別では乗用車が同17.0%減の51万8325台、小型トラックが同1.7%増の108万4804台だった。