京二 2018年9月期の重点施策「ロボ拡販」など3項目
京二は昨年12月1日、仕入れ先などを集めた京二会で、2018年9月期に取り組む重点施策を明らかにした。「ロボット・自動化機器の拡販」など3項目に取り組み、売上高49億円を目指す。
17年9月期決算の売上高が前年比2.7%増の47億5300万円だったと発表。産業機械や医療、半導体関連分野での受注が増加。切削工具や工作機械、ロボットなどが伸びた。
営業利益は同32.3%増の1億3500万円、経常利益は同16.3%増の1億6700万円。中国製輸入製品の売上が増加したことや、工事を含む大型案件を受注したことが影響し、大幅な増益となった。
18年9月期は、重点施策として、「ロボット・自動化機器の拡販」「中国製品の拡販」「対応エリアの拡大」の3項目に取り組む。 1つ目の「ロボット・自動化機器の拡販」では、昨年設立したロボット推進室を中心に「ロボットに強い商社」を目指す。前期もロボット、マテハンなどの売上高は1.5倍まで伸長。今期は、展示会に出展し、PRを進めるほか、周辺機器メーカーとの協業も目指す。2つ目の「中国製品の拡販」では、大手企業への採用拡大や、展示会などを活用し、さらなる売上増を目指す。3つ目の「対応エリアの拡大」では、18年1月に顧客の生産移転に伴い、関西サテライトを開設する。また、新規顧客の獲得も狙う。
売上高は同2.8%増の48億8600万円を計画する。井口宗久社長は、「足元の状況をみると、しばらくは好況が続く見通しだが、そこだけみていては市場の変化に対応できない」とし、「従業員一丸となって新しい取り組みを進めていきたい」と話した。
ニュースソース:日本産機新聞(http://nihonsanki-shimbun.com/)