ソディック、新中計策定 20年度、売上高932億円・営業益106億円
ソディックは2019年12月期までの中期(3カ年)経営計画を見直し、新たに20年12月期に連結売上高932億円、営業利益106億円を目指す。19年12月期は売上高、営業利益が当初中期計画に比べ約1割上振れる。工作機械、射出成形機の需要が伸びる中、欧米や中国の販売拠点の刷新で販売増につなげる一方、生産能力を食品機械も含め引き上げる。
20年12月期の各部門の売上高計画は、放電加工機など工作機械を630億円(17年12月期は557億円)、射出成形機など産業機械を148億円(同127億円)、食品機械を58億円(同44億円)とする。
主力工場を拡張したり、海外販売会社の建物を刷新したりする。海外販社は英国と米国の社屋を新築し、ショールームを拡張する。中国販社も移転、拡張する。
食品機械部門では約5億円を投じ、年内をめどに加賀事業所(石川県加賀市)に新工場を建設。得意の製麺機械に加え、需要増が見込める米飯装置の供給体制を整える。
金属3Dプリンター事業は金型と、新たに部品分野を開拓する。造形速度やメンテナンス性の向上を図るほか、材料の種類を増やす。