大阪工機 名古屋に物流拠点 2~3年後売上1.5倍に
大阪工機は、切削工具の物流拠点を名古屋市昭和区に新設する。群馬県と大阪府の拠点が担っている中部地域の顧客への物流を集約し納期を短縮する。早ければ今年4月下旬にも稼働する。
新拠点は「名古屋ロジスティクスセンター」。名古屋市のほぼ中央に位置する立地にあり、総敷地面積1024㎡、ロフトスペースのある建物の延床面積は777㎡。設備や改装工事など総投資額は約4000万円。
新拠点には北関東ロジスティクスセンター(群馬県大泉町)と大阪ロジスティクスセンター(大阪府東大阪市)から、全在庫の30%にあたる約4万点(6億円)を移管する。
作業者が商品をピッキングしやすい在庫棚の配置にするほか新基幹システムを活用することで出荷作業を効率化する。業務委託する作業員を含め約10人で運営する。
これまで中部地域の工具販売店やユーザーには群馬県と大阪府の拠点から商品を出荷していたが、受注日の納品や商品引き取りができず課題があった。今後は立地を生かして当日納品や引き取りに対応できるようにする。
大阪工機は旋削やミーリングをはじめ幅広い分野の切削工具を販売する。自動車や航空機産業の一大集積地である中部地域の物流体制を強化することで、この地域の売上高を2、3年後に1.5倍に増やす計画という。
ニュースソース:日本産機新聞(http://nihonsanki-shimbun.com/)