日本精工は、韓国で自動車用自動変速機(AT)向け高精度軸受を生産する新工場を20日に稼働したと発表した。投資額は約50億円。
世界的なAT需要の拡大と多段化の進展により、今後の拡大が見込まれる針状ころ軸受(ニードルベアリング)などの高精度軸受需要に対応していく。
新設した天安工場(天安市)の敷地面積は約9万平方メートルで、建築面積は約2万平方メートル。
ICT(情報通信技術)を活用し、全設備の稼働状況を把握できる生産モニタールームを設置するなど高度な統合制御を実現。自動化された最新鋭の設備も導入した。