NKE、チャック重量24gに半減 取り出しロボ用
NKEは、重量24グラムと同社従来品比で半分となる軽量化を実現した固定具「軽量高出力チャック CH91B」を開発した。3月1日に本格発売する。取り出しロボット用に提案し、生産効率の向上を支援する。初年度5000台の販売を目指す。
平行タイプの角型チャックで、従来機種と同等のグリップ力を維持した。非金属材料を採用して、チャック部材へ同材料を使う設計改良や製品構成を工夫することで、軽量化とグリップ力向上を両立した。
樹脂製部品など30グラムまでの加工対象物(ワーク)取り出しなどのハンドリングに最適。以前から軽量化要望が寄せられていたが、グリップ力の維持が難しかった。寸法は幅40ミリ×奥行き20ミリ×高さ25ミリメートル。
チャックは取り出しロボットに取り付けてワークをつかむ部品。軽量化したため、取り出し時など動作のブレが小さくなる。タクトタイムを短縮し、生産の高速化も図れる。チャックは基本部品であり大幅な軽量化は、取り出しロボットの大きな差別化につながるという。