金属加工技術展のメタレックス、タイで開幕
東南アジア最大級の金属加工技術展「METALEX(メタレックス)2017」が22日、タイ・バンコクで開幕した。出展した3300ブランドのうち6割を工作機械メーカーや機械商社などの日本企業が占める。
各社、設計者の不足や物価高騰といったタイの顧客課題を解消する提案に熱が入る。
世界50カ国のブランドが、タイ最大の見本市会場の全ホールを埋めた。オークマは価格を抑えた台湾製の旋盤、ターニングセンターの新機種などで地場企業を開拓する。物価上昇の中、人手を省ける「工程集約型の機械を提案したい」と意気込む。
山善は日本の主要各社の製品をそろえた。うち山崎技研のマシニングセンター(MC)の販売が1年で3倍増。「数値制御(NC)装置機だが手動でも操作できる」ことが、人材不足でCAMデータを用意できない顧客に評価されている。