新工場が本格稼働 生産能力3割引き上げ 協育歯車工業
育歯車工業は3月、埼玉県春日部市で4棟目の新工場を本格稼働させた。半導体やロボット業界向けなどの高精度歯車の生産を強化する。ロボットなど自動化投資を行い、約3割の生産能力アップを目指す。
新工場は従来の春日部工場の隣接地に建設。3階建てで延べ床面積2000㎡。建物や機械設備など約7億円を投資した。長期的に成長が期待される半導体やロボット業界向けで多く使われる、小型の精密歯車などの生産を強化するため、小型の精密自動旋盤や小型ベベルギヤ研削盤を新たに導入した。
自動化への投資も強化。ワークの自動供給装置や、ロボットでのマシニングセンタに自動でワーク搬送できるシステムなども構築した。こうした自動化により、早い段階で内製の加工能力を従来よりも3割アップさせる。
ニュースソース:日本産機新聞(https://nihonsanki-shimbun.com/)