磯部ハイテック、3次元測定機導入 ワーク5m対応
磯部ハイテックは、長さ5メートルまでの加工対象物(ワーク)の寸法を測れる大型のコンピューター数値制御(CNC)3次元測定機を1台導入し、稼働させた。同機は同社としては最大規模の大きさで投資額は非公表。新設備導入で大型構造物の受注に取り組み、2020年度の売上高を現在比1億円増の11億円を目指す。
導入したのはミツトヨ(川崎市高津区)製の「FALCIO―Apex165012=写真」。X軸1605ミリ×Y軸5005ミリ×Z軸1205ミリメートルのワークまで測れる。これまで磯部ハイテックが保有していた測定機はY軸で約2000ミリメートルで、長さ2メートルまでのワークしか測れなかった。
同社は特殊車両用や舶用エンジン、工作機械などの部品や、液晶製造装置の土台部分など大型金属構造物を手がける。金属構造物の設計から加工、測定、納品までを展開中で、さらに高い品質評価の体制が求められていた。