スギノマシン、アルミ材切削効率3倍 省スペース立型MC
スギノマシンは、主軸テーパ30番の小型・立型マシニングセンター(MC)「セルフセンタ SC―V30a」を発売した。
アルミニウム材の切削で従来比約3倍の高効率加工を可能にした。X軸ストロークを700ミリメートル確保しながら機械幅を1440ミリメートルに抑えた。価格は1900万円(消費税抜き)。初年度は年間100台の販売を目指す。
同期スピンドルモーターを採用し、高速回転・高送り切削を強化した。
電気自動車(EV)に使用するダイカストケースのような大型加工物の搭載や多数個取り加工ができ、設置面積当たりの生産性の向上が期待できる。
早送り速度は毎分60メートル、加減速度はX・Y軸が1・3G、Z軸が1・7Gを実現。非切削時間を極限まで短縮した。また、加工室内の配管・配線レスなどで切りくずの排出性を向上するなど、徹底した切りくず対策を図った。