ホンダ 米工場に300億円投資と発表
アメリカのトランプ大統領が貿易赤字を減らすため外国企業にアメリカへの投資を呼びかける中、ホンダは18日、アメリカの工場におよそ300億円を投資し、この日、生産を開始した新型セダン「アコード」の生産を支援すると発表した。
投資額のうち、2億2000万ドルをメアリーズビルの組立工場での新型溶接ロボットの設置やラインの効率化などに充てる。残りの4700万ドルは、近隣のアンナにあるエンジン工場でターボエンジンを生産するための費用になる。
ホンダは3月、ジョージア州とオハイオ州にある生産拠点に1億4900万ドルを投資して、新開発の10速自動変速機(AT)の現地生産を開始した。ATは、新アコードなどに搭載される。
アメリカのトランプ大統領は、貿易赤字を減らすため自動車メーカーに国内への投資を呼びかけていて、アメリカ市場を重視する日本企業の間では、これに呼応してアメリカへの投資を強化する動きが活発になっている。