精密平面研削盤に新シリーズ メンテナンス簡易化 岡本工作機械
岡本工作機械製作所は、メンテナンスを簡易化した精密平面研削盤の新シリーズを開発、10月に発売する。鉄製のカバーをステンレス材に切り替えることで防錆性能も高めた。価格は約1000万円(消費税抜き)。金型や自動車部品の加工など幅広い用途を想定しており、国内外で年間360台の販売を目指す。
新型の精密平面研削盤「PSG―GXシリーズ」は、全世界での販売実績が約2万台の「PSG―DXシリーズ」の改良版。従来シリーズの操作方法や機能を踏襲しつつ、機械内部の油槽を分割方式に変え、メンテナンスを容易にした。
対応するチャックのサイズは、幅500ミリ×奥行き200ミリメートルから、幅1000ミリ×奥行き500ミリメートルまでの計6機種を用意した。デザインも一新し、外観はシルバーと濃紺の二つで構成したシンプルな配色を採用。今後、全機種を順次このツートーンカラーに切り替えていく。