山陽マシン、歯車面取り盤 両端面から切削加工
山陽マシンは、歯車面取り盤「GPK―3NC」を発売した。
減速機用などの各種歯車を両端面から切削加工により面取りし、歯形を仕上げる。切削工具は自社製で、切削に関わる面のみを再研磨して使えるためランニングコストを削減できる。数値制御(NC)機だが、価格はマニュアル機と同程度に抑えた。歯車メーカー向けに年間60台の販売を見込む。
歯車の面取り量は、切削する角の頂点から最大0・7ミリメートル。歯車の歯の大きさを示すモジュールは、0・75ミリ―2・5ミリメートル。歯車歯底径は直径20・5ミリ―150ミリメートル。歯幅15ミリ―45ミリメートル。加工速度は1歯当たり最速で0・4秒(加工対象物の質量により変化する)。同機による歯車の試作加工にも対応する。