スズキ、年内に欧州でのディーゼル車販売終了
スズキは欧州市場でディーゼル車の販売を年内をめどに終了する。対象はスポーツ多目的車(SUV)「ビターラ」とクロスオーバー車「SX4Sクロス」。既にハンガリーの生産子会社で6月に同車の生産を終了した。
三菱自動車も英国やドイツで、中型SUV「アウトランダー」など一部車種の販売を縮小。ピックアップトラックや小型SUV「エクリプスクロス」などのディーゼル車は引き続き投入する。
欧州市場ではディーゼル車が販売比率の50%超を占めていたが、2015年のフォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題を機に縮小傾向にある。ただ大手欧州メーカーはディーゼル車に巨額投資してきたため、すぐに大規模な販売縮小や撤退を決断するのは難しい。一方、日系メーカーは元々ディーゼル車の比率が低く、そうした判断を下しやすい。