タンガロイ、サイドカッターに新材種追加 インサートの耐欠損性向上
タンガロイは、刃先交換式サイドカッター「テック・タンジェンシャル・スロット」のインサート(刃先交換チップ)に、耐欠損性に優れる新材種「AH3135」を追加し、発売した。
価格は主な型番である「LMEU100808ZNEN―MJAH3135」が2138円(消費税込み)。高い信頼性が求められる加工向けに提案し、顧客の加工費低減に貢献する。
新材種は靭性(じんせい)の高い超硬母材と耐欠損性に優れる積層構造を持つコーティング膜を組み合わせた。
インサートの欠損が起こりやすい加工状況でも安定した加工ができ、工具の長寿命化を実現する。
同カッターは多刃仕様と優れた切り粉の排出性を両立し、高い加工能率が特徴。インサートは4コーナーが使用可能で、経済性も高い。発電機用シャフトやブレーキ部品の溝・幅決め加工などに多く使用されている。