昨年の新車販売、「ノート」が登録車首位に 日産車で初獲得
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽協)がまとめた2018年の車名別新車販売によると、日産自動車の小型車「ノート」が、登録車で日産車として初めて年間を通じての首位を獲得した。軽自動車を含む全体では、ホンダの軽「N―BOX」が2位以下に大差をつけて2年連続のトップとなった。
ノートは前年比1・9%減の13万6324台となったものの、エンジンで発電してモーターで走る技術「eパワー」搭載車に支持が集まった。昨年は全体の2位だったトヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」は、新型車投入効果が一巡するなど8位に順位を下げた。
N―BOXは同10・7%増の24万1870台と販売を伸ばした。室内空間の広さなどが好評で、17年9月の全面改良も後押しし、2位に約9万台の差をつける人気を継続している。スズキの軽「スペーシア」は17年12月に発表した全面改良モデルが奏功し、昨年の10位から2位に躍進した。上位10車種のうち軽が7車種を占め、根強い人気が続く。
12月単月はN―BOXが16カ月連続でトップとなった。2位がスペーシアで、3位に日産の軽「デイズ」と続いた。