ドリル刃先を簡単研磨 ニシガキ、低価格モデル発売
神戸のニシガキ工業は、ドリルの刃先を簡単に研磨できる製品「ドリ研Ace(エース)」を発売した。価格は2万4000円程度(消費税抜き)。低価格ながら熟練者でなくても簡単にドリルの切れ味を高められる。金属加工業向けなどに年間3000台の販売を見込む。
ドリル刃を専用チャックに固定しドリル径をダイヤルで設定すれば、回転する砥石(といし)で自動的に刃先研磨ができる。設定から研磨完了まで約2分。ドリル刃面の研磨だけでなく、刃心部の形状を整え切れ味、加工精度を高めるシンニング研磨も行える。直径2・6ミリ―13ミリメートルのドリルに対応。砥石1個で約200回研磨できる。
同社は操作が簡単なドリル研磨機を「ドリ研」シリーズとして展開する。今回、さらに低価格、高性能の新製品を投入し、高価な研磨機からの代替や、手作業からの機械化など需要を掘り起こす。