津田駒工業、機械加工ロボ提案強化 自社も自動化推進
津田駒工業は2018年1月に開始した、ロボットによる自動化提案事業「ツダコマ・ロボティック・インテグレーション(TRI)」を強化するため、組織変更を実施した。炭素繊維複合材の加工機の納入に関連した自動化のノウハウがあるコンポジット機械部にTRIの実動部隊を移管し、一体で引き合いに対応する。TRIは20年11月期に売上高4億円を目指す。
TRIはすでに3件を受注。今後は自社工場の自動化も進める。19年11月期中に五つの部品加工工程を自動化し、顧客に導入事例として示すことでTRIの受注活動に生かす。
また、自社製品を活用するTRIは、数値制御(NC)円テーブルや治具など工作機械関連機器の増収にもつながる。18年11月期に約89億円だった工作機械関連機器の売り上げは、19年11月期には100億円超を見込む。